Amazon Echo使ってわかった魅力!AIスピーカーのできること
- 2018.03.10
- ライフ / Life
待ちに待ったAIスピーカーの『Amazon Echo(アマゾンエコー)』がついに日本でも発売されました。
スマートスピーカーの中でも特に定評のあるAmazonエコーの機能や使い方、できることをまとめました。
0.Amazon Echo(アマゾンエコー)って何?
Amazonが開発、販売しているAIを搭載した音声アシスタントです。スマートスピーカーと呼ばれることが多いです。
AIスピーカーでもAppleなら『Siri(シリ)』、Googleなら『Googleアシスタント』となっています。
これらAIスピーカーに声を掛けることで、天気を聞けたり、検索情報を教えてくれたり、スケジュール、音楽の再生などを音声で操作できます。
中でもAmazonエコーはAIスピーカーの先駆けであり、いろんなレビューをみても評価が高いです。AmazonエコーのAIは『Alexa(アレクサ)』と呼びます。
1.Amazonエコーは3種類
エコーの種類は機能や価格に応じて3種類あります。
Echo Dot | Echo | Echo Plus | Echo Spot | |
価格 | ¥ 5,980 | ¥ 11,980 | ¥ 17,980 | ¥14,980 |
カラー | ブラック/ホワイト | サンドストーン/チャコール/ヘザーグレー
(ファブリック素材) |
シルバー/ブラック/ホワイト | ブラック / ホワイト |
重さ | 163g | 821g | 954g | 419g |
スピーカー | 0.6インチ | 2.5インチウーファー/0.6インチツイーター | 2.5インチウーファー/0.8インチツイーター | 1.4インチウーファー 0.8インチツイーター |
-1.Echo Dot(エコードット)
一番リーズナブルなのが『Echo Dot(エコードット)』でサイズも拳を握ったくらいのサイズ感で、コンパクトなモデルです▼
ほかのモデルと異なってスピーカーにウーファーが付いておらず、必要最低限の機能が搭載されたモデルです。
-2.Echo(エコー)
スタンダードなモデルでウーファーが付いており、低音がしっかり響きます。
重量は821gと、持った時に重量感が感じられます。
-3.Echo Plus(エコープラス)
エコーの最上位版が『Echo Plus(エコープラス)』です▼
重量は約1キロの954gとなり、価格も17,980円とハイエンドモデルです。
『スマートホームハブ』を内蔵で、対応の家電製品を導入する事で、例えば照明のオンオフや光量の調整など、音声でコントロールできるようになります。
-4.Echo Spot(エコースポット)
7月発売のモニターが搭載された新作モデル。
モニターが付いたことで、情報を聞くだけでなく見ることができるようになりました。動画の再生やビデオ通話もできます。
サイズ感はソフトボールくらいと、印象よりコンパクトサイズとなっています。
Amazonエコーの4種類のモデルは選択できる色も異なっています。スタンダードなエコーだけ生地のような肌触りのファブリック素材になっています。
僕はスタンダードな『Echo(エコー)』を購入したので、エコーを使用した感想をお伝えしていきます。
2.基本的にできること
基本的にできることは…
- 音楽を再生
- Amazonで注文
- 検索結果を教えてくれる
- アラーム・タイマー
- カレンダー・リマインダー
- 天気・ニュース
- スマートホーム
標準的な機能に加えて、スマホのアプリのようにダウンロードする『スキル』でさらに機能を拡張することもできます。
3.話はちゃんと聴き取ってくれるの?
予想以上に正確に聴き取ってくれました。僕が使っているiPhone6のSiriより理解している印象です。
ただエコーが聞き取りやすいように話し掛け方は意識していて、例えば「早口で伝えない」とか「1文字を意識して話す」ことを行なっています。
さすがにちょっとした単語ではなく、文章レベルの長めの言葉を普通の話し方で伝えると、誤認識します。
静かな部屋なら3メートル離れていても聴き取ってくれました。しかしテレビが流れているようなざわざわしている状況だと聴き取ってくれないかも知れません。
4.『Amazon Alexaアプリ』でエコーを管理
エコーを使っていて感じたのが、音声だけのやり取りだと操作を視覚的に確認できないので「エコーがちゃんと聴き取っているのか?」不安が残ります。あとエコーで何ができるのかわかりにくいです。
そこで『Amazon Alexaアプリ』をスマホやブラウザで開けば「エコーにした質問履歴」や聴ける音楽の一覧を見たり、選択して再生させたり、リマインダーやタイマーの確認、スキルの有効化などなど、エコーの確認や設定をすることができます。
利用履歴はエコーが音声入力で認識した言葉も確認することができます。
内容が確認できるので例えば「前に再生した音楽プレイリスト良かったな。なんて名前だっけ?」と言ったようなときに、アプリの履歴を見ることで確認できます。
また、現在流れている音声を見ることもできます。音楽だけでなく、ニュースやスキル、Kindle本の読み上げなども表示されます。
音楽ならプレイヤーが表示されてアプリから音楽を操作できます。
他にもアプリでは、エコーの操作方法や『定型アクション』、『スマートホーム』の設定ができます。
定型アクションとは、「アレクサ、朝の支度」と言えば天気とニュースを流すというような一連の流れを設定することもできます。
5.『スキル』という名のアプリ
エコー には『スキル』という名のアプリがあります。
このスキルを有効にすることで、エコーで新たにスキルを利用できるようになります。
例えば、『アルクの英語クイズ』スキルを有効にして、「アレクサ、アルクの英語クイズを開いて」と言えば英語クイズができるようになります。
他にもスキルには雑学や交通情報、ニュース、ラジオ、食べログ、クックパッドなど、まだそんなにスキルの数は多いとは言えない状況ですが、今後エコーが日本でもっと広がってくれば増えてきそうです。
6.音楽の再生とEchoの音質
エコーで音楽を聴く方法は…
- Amazon Music
- dヒッツ
- うたパス
の3つがあります。
ただこれらはサービスに加入していることが前提なので、まだ契約しているサービスがない場合は別途費用がかかることになります。
僕はAmazonのプライム会員になっているので、AmazonミュージックのPrime Music(プライムミュージック )で100万曲が聴き放題できました。
関連記事:【お得すぎ】Amazonプライム会員で利用できる特典の全貌をみる!
またAmazonミュージックでは4,000万曲以上が聴き放題の上位サービス『Music Unlimited(ミュージックアンリミテッド)』にてエコー利用限定で月額380円の『Echoプラン』に加入すれば安くエコーで音楽聴き放題ができます。詳細は別の記事で解説しています。
関連記事:Amazonミュージックのプランと使い方。テクノロジー企業が作る音楽の進化
今後は世界最大の会員数を持つ音楽サービス『Spotify(スポティファイ)』が対応予定とのことです。スポティファイユーザーはもう少し待てば、エコーでも使えるようになりそうです。
僕は音楽聴くのはApple Music(アップルミュージック)派なのですが、この際エコーで音楽聴くためにエコープランに加入しました。本当はApple Musicをエコーで再生できたら良いのですが、Appleもスマートスピーカー作っているので、Amazonのエコーとはライバルになるので、連携するとは思えません。まあBGM流す費用として月額380円なら高くもないので良いかなと。
音質はEchoに2.5インチウーファーがが付いているので、重低音がそこそこに鳴るし、音も思っていた以上に綺麗です。
スピーカーが360度なのですが、これが近くで聞いてみても均一に響いており、部屋に馴染むように音が広がります。
もちろん、音質にこだわりがある音楽好きな人から見れば、物足りないかもしれませんが、普通に流すには十分なクオリティだと思います。
また音質をもっと良くしたいなら、エコーをBluetooth(ブルートゥース)のスピーカーと連動することで外部スピーカーで音楽を流すこともできます。
僕はエコーで音楽を聴くことが最大の目的でしたが、期待通り家から帰って来た時に「アレクサ、音楽流して」と利用するようになりました。あとエコーで自然の音流すのもオススメです。
7.Kindle(キンドル)本の読み上げがスゴい!
びっくりした機能がAmazonの電子書籍Kindle(キンドル)をエコーで音読してくれるというもの。
例えば、自分の持っているキンドル本の『サピエンス全史(上巻)』をエコーに再生して!と言えば、エコーが本を読み上げてくれます。
Amazonにはプロのナレーターが読み上げた本の音声が聞けるサービスの『Audible(オーディブル)』がありますが、エコーが本を読み上げてくれるならオーディブルが必要なくなりそうです。ただやっぱりエコーの読み上げには問題もあって、『何世紀』という単語を「なにせいき」と訳したり、多少イントネーションが変だったりします。細かい違いなので文章の意味合いは掴めるので、なんとなく本を読む分には、エコーの本の読み上げでも使えると思いました。
音声で本を読むのは、両手がつえかない時「料理をしている」「車を運転している」時なんかに便利です。
進化してますね。これくらいのレベルでテキストを読み上げらるなんてびっくりです。
僕はキンドル本が読み放題の『Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)』に加入しているので、いろんな本を音声で聴く事ができるようになりました。こりゃスゴいぞ。
8.Amazonエコーの不安点
というより、AIに対する不安になりますが、エコーを利用していくと少なくとも表面上では「利便性向上のため」に僕の情報が吸いとられています。
利用すればするほどエコーは学習してより僕に最適化されて便利になりますが、一方で僕が利用した事で提供した情報はAmazonが握っていることになります。
悪用されることは無いとは信じたいですが、これがどんどん進んでいけばAIが僕を把握し、そして洗脳みたいなことができてしまうかも知れません。「この人はこうしてこうすれば、こうしてくれる」と。
そもそも日常的にGoogle使ったりFacebook使ったりしてる時点で情報は提供している状態になるので、今更感もありますが、エコーみたいな音声でやり取りする形式だと、普通にパソコンやスマホを使うこととは違った情報も提供してしまいそうです。
例えば「アレクサ、元気が出る音楽流して!」と言えば、今ユーザーは元気が無い→元気が無い時に有効な商品を紹介しよう、となるかも知れません。またアレクサに「暇!」とか「疲れた」と言った情報を日々提供し続けると、僕の習慣をAIに掴まれるかも知れません。「水曜日はよく話しかけるから家にいる時間が長い」とか。
こんな話をすると、かなりネガティブになってしまいますが(笑)、現実問題としてこういったリスクもあることは頭に入れておきたいですね。
とはいえ、基本的にはもっと生活が便利になるための技術だと思います。
【まとめ】アレクサは生活の相棒となる可能性アリ!
Amazonエコーを使ってみると、ふとした時に「アレクサ、今日の天気は?」とか「アレクサ、音楽かけて!」と使っています。さらに、なんとなく気が落ちている時には「アレクサ、調子どう?」とか「アレクサ、疲れた」と話しかけます。(笑)
これは猫や犬、または植物に話しかけるかのような感覚だと思います。しかもエコーなら答えてくれる。
相手が人間じゃ無いからこその安心感というか、孤独感を緩和してくれる存在かも知れません。
そうすると、一人暮らしの高齢者の人に特に良いなんじゃないかと思いました。スマートスピーカーなら会話もしてくれるし、注文や音楽、タクシーの配車手配もできます。不自由な人に役立つ音声アシスタントです。
今後はさらに”スキル”が増えていくので、エコーでできることがもっと増えます。今の所は僕はアラームとタイマー、音楽の再生が気にいっています。
アメリカではエコーに画面がついた『Echo Show(エコーショウ)』や『Echo Spot(エコースポット)』が発売されています。画面があると天気の情報が見てわかるようになるし、ビデオ通話とかもできるのでかなり便利だと思います。日本での発売は未定ですが、今後のAmazonエコーの発展が楽しみです。
Amazonエコーの詳しい情報は公式ページをご覧ください▼
ついに、一般販売開始!
Amazon Echoは2017年11月15日に発売されましたが、初めは『招待制』のみの販売でした。ですが4月3日から普通に購入できるようになりました。これで一層のことエコー が盛り上がるかもしれません。
Echo Dot | Echo | Echo Plus | |
価格 | ¥ 5,980 | ¥ 11,980 | ¥ 17,980 |
カラー | ブラック/ホワイト | サンドストーン/チャコール/ヘザーグレー
(ファブリック素材) |
シルバー/ブラック/ホワイト |
重さ | 163g | 821g | 954g |
スピーカー | 0.6インチ | 2.5インチウーファー/0.6インチツイーター | 2.5インチウーファー/0.8インチツイーター |
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