『セルフブランディング』で自分ブランドを構築するための4項目

『セルフブランディング』で自分ブランドを構築するための4項目

Happy young man taking a selfie photo with his smart phone.
もそも”ブランディング”とは、「顧客にとっての価値を高めていく戦略」という意味です。

それを自分自身(セルフ)で行います。

つまり、セルフブランディングとは、「自分自身で顧客にとっての価値を高めていく戦略」という意味になります。

社会、世間から秀でた存在になるためには大きな実績を作るかコツコツ大きな影響力を作り上げていくかしかありません。

そんなセルフブランディングで自分を世間に知れ渡らせるための方法と理由を書き記しました。

 

なぜセルフブランディングする必要があるのか

Glückliches Kind vor Tafel mit Muskeln aus Kreide dahinter

まずは”ブランディング”についてしっかり理解する必要があります。

ブランディングはマーケティング用語でブランド戦略とも言われます。

ブランディングは実に様々な効果をもたらしてくれます。

 
① 競合との差別化
 
② ユーザーのロイヤル化 
 
③ 価格競争の回避 
 
④ 価格プレミアムの獲得
 
⑤ プロモーションコストの削減
 

それぞれ解説していきます。

 

 

【 ①競合との差別化 】

コンセプトを作り、コピーやデザインで表現することによって、他の競合と差別化されます。

例えば、コンビニのファミリーマート「あなたと、コンビに、ファミリーマート」など。

 

【 ②ユーザーのロイヤル化 】

ブランドに対して親しみや信頼が増すことで、リピーターになってくれます。

 

【 ③価格競争の回避 】

顧客がブランドを支持してくれることで、価格競争によって値下げをすることなく、販売できます。

 

【 ④価格プレミアムの獲得 】

顧客がブランドを支持してくれることで、商品を高く設定して販売することが可能になります。

 

【 ⑤プロモーションコストの削減 】

以上の効果がもたらされることで、広告やキャンペーンなどのプロモーション(販売促進)を行う必要性が低くなり、経費をかけなくて済みます。

 

ブランディングを行うことで他社との差別化ができて、ブランドの魅力を伝えることにもなります。

これらがもたらす効果は、”ブランド力”があればあるほど大きな効果を発揮します。

 

テレビCMの出演料(ギャランティー)が分かりやすい例です。

女優の綾瀬はるかさんは2014年の推定CM出演料は1本あたり4,000万円とされています。

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出典:newslounge.net

一方、一般人がCMに出演すると「1万円」、もしくは「交通費のみ」が相場です。

ブランディングが施されていない一般人と、ブランディングが施された世間に名の知れた女優では、テレビCMで商品のイメージに与える影響力が違います。

上記画像の柔軟剤のCMであれば、「綾瀬はるかが使ってる柔軟剤だ、なんかいい匂いしそう。」とイメージによる価値を与えます。

「綾瀬はるか」というブランドは多くの人に知られていてなおかつ、好感度が非常に高いです。

好感度が非常に高く、世間に知られている”綾瀬はるか”は価値の高いブランドだということです。

同じ人間だけど、もらえる出演料が違う。この差がブランドの価値の差です。

このようなブランドの価値を持っている人は、”より多くのお金をいただく価値”を持っています。

 

また、マイケル・ジャクソンが”スリラー”のプロモーションビデオで着ていた赤い革ジャンをオークションに出品したところ、1億4,500万円の値が付きました。

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出典:dianamj.exblog.jp


革ジャン本体の値段は高くても数十万円でしょう。しかし、マイケル・ジャクソンが着ていた、という要素が加わると億を超える値段に膨れ上がります。

誰かがマイケル・ジャクソンが着ていた革ジャンに1億4500万円払うと決まった瞬間に価値は決まります。

これほどまでに”ブランド力”が高まると、そのものの値段の何十倍、何百倍、何千倍にも価値が高まります。

セルフブランディングはこれらのように、自分自身をブランディングすることで価値を高めていきます。

 

自分ブランドを世の中に伝える3つの手段

Megaphone, Screaming, Shouting.

どうやって、セルフブランディングしていくのか。

セルフブランディングでブランドを確立していくには、多くの人に自分を知ってもらわなければなりません。

多くの人に自分を知ってもらうためには「本」「イベント」「ネットメディア」の3つの手段が大きな効果を持ちます。

 
・書籍の出版(本、電子書籍)
 
・セミナーやイベント(出演者)

・ブログやSNS(ネットメディア)

 

例えば、世界で最も有名な本である「聖書」がこれだけ世の中に広まったのはなぜでしょうか。

それは、本を使って思想を伝え広めたからです。

マイケル・ジャクソンは、小さなイベントへの出演を繰り返していくことで知名度をあげ、「KING OF POP」と呼ばれるほどに名を轟かせました。

「HIKAKIN(ヒカキン)」さんを知っていますか。

ヒカキンさんはYouTubeでおもしろい動画投稿を繰り返していったことで、徐々に知名度が上がり、一般人からテレビ出演するほどにブランディングに成功しています。

ちなみに他の記事でも書きましたが、ヒカキンさんの年収は1億円を超えているそうです。

 

「本」「イベント」「メディア」はセルフブランディングで世間に知ってもらうために非常に有効な手段です。

芸能人はみんなこれらの手段を駆使してブランディングをしています。

あるお笑い芸人は、本を出してベストセラー。

あるタレントは、年に200日以上のイベント出演。

あるママタレントは、ブログですごい数のアクセス数。

このように芸能人にとってブランディングは日常茶飯事です。

もちろん、これら3つの手段はあなたでも利用できます。

 

よく、テレビで出演者プロフィールの紹介で著書の紹介がありますが、それもブランディングの役割を果たしています。

本の出版はハードルが高いと思うかもしれませんが、今は電子書籍であれば低いハードルで個人でも出版できます。

ある程度知名度を獲得できたら出版社の人が声をかけてくれるかもしれません。

セミナーやイベントは自分に肩書きを持てば、自分でイベントを開くこともできるし、同じ職種の人と共同でセミナーすることもできます。

イベント実績ができたら、それをプロフィールなどに載せれば、さらなるブランディング効果につながります。

ブログやSNSなどのネットメディアは一番大きな可能性を持っています。

無料(ローリスク)で始めることができて、拡散などで爆発的に知名度が上がること(ハイリターン)もあります。

今や芸能人がブランディングをするのに多くの人がネットメディアを使っています。

YouTubeで有名になったヒカキンさんがいるように誰でも有名人になれる可能性があります。

セルフブランディングにおけるこれら3つの手段は、使い方、やり方ひとつであなたはコンサルタントでもスピリチュアリストでもハイパーメディアクリエイターにでもなることができます。ただし、医者や弁護士などの資格のある職業を名乗ることはできません。

 

セルフブランディングに必要な能力

Brand Branding Logo Commercial Copyright Emblem Concept

セルフブランディングには、これまで本・イベント・ネットメディアが必要だとお伝えしました。

本・イベント・ネットメディアでは自分を表現していく必要があります。そして、うまく表現するには技術が必要になります。

 
● 構成力
 
● ライティング
 
● スピーキング

【 構成力 】

本・イベント・ネットメディアでは、それぞれブランディングを行うにあたって、自分を”構成”していきます。

つまり、世間から見える自分を組み立てていく、ということです。

コンセプトを作り、自分がどんな雰囲気を出す人物なのか、を計画していく技術です。

 

【 ライティング 】

文字を書く、ということは自分を表現する手段です。

ブログ、Twitter、Facebook、本の執筆。これら全ては”書く”ことによって表現できます。

文字を書くライティングの技術があればあるほど、自分をより世間に広めることができます。

 

【 スピーキング 】

話す、もライティングと同様に自分を表現する手段です。

イベントやセミナーなどの講演の場において、スピーキングの技術が高ければ高いほど、他人に影響を与えることができます。

最近では、YouTubeなどの動画コンテンツが普及しているので、YouTubeもセルフブランディングに使う人も増えています。

 

セルフブランディングには様々な技術が必要になります。

全ては、自分を”うまく表現”するために必要です。

セルフブランディングで他人との差別化を行い、自分の魅力を”うまく”伝えるために必要なのが、構成力・ライティング・スピーキングの技術です。

 

個人がセルフブランディングで活躍する時代

Pretty, young business woman giving a presentation in a conference/meeting setting (shallow DOF; color toned image)

かつてメディアは、テレビ、新聞、ラジオぐらいしかありませんでした。

その影響力は絶大で、国民が情報を得る手段はそれらしかありませんでした。

そしてテレビ、新聞、ラジオで情報を発信できる人はごく限られたわずかな人たちでした。

今ではメディアはインターネットやスマホを介して様々な手段に増えました。

しかも、ただテレビから「情報を受け取る」だけではなくて、こちらから「情報を発信できる」ようになりました。

これはとても大きな発展で、個人がより自分を表現できる機会が増えたことを意味します。

今の時代はすでにセルフブランディングできるチャンスがあるといういことです。

 

一昔前まではプロの歌手になりたい人は路上ライブをしたり、コンテストに出場したり、音楽事務所にテープを送るぐらいしかできませんでした。

しかし、インターネットが発達した現在では日本どころか世界中の人に伝えることができます。

自分の歌声をYouTubeにアップして公開したり、名の知れてないアイドルは、Twitterでフォロワー増やしてブランディングできます。

小さなイベントハウスや駅前での路上でライブをするよりも、ネットメディアを使うことで限りなく多くの人の目に止まるチャンスが広がりました。

 

あなたがフリーランス、個人事業主であれば、セルフブランディングをすることが仕事や人脈を引き寄せる力になります。

基本的にブログやFacebook、Twitterなどで情報発信をするのにお金はかかりません。0円でできます。

ポイントは、「低コスト」で「大きな反響」を得られる可能性を秘めていることです。

その情報は多くの人が見てくれる可能性を持っていて、さらに口コミを起こして他の人に教えてくれるかもしれません。これは従来、企業の広告担当やマーケティング担当が雑誌や新聞、テレビCMを使って考えることでした。

現在では個人でも無料で強力な発信手段ができたことで、うまく世間にアピールすることができれば、自分ブランドのファンを作り、自分のビジネスに結びつけることもできるのです。

 

セルフブランディングにはそれなりの技術や企画の能力を身につける努力が必要になります。

しかし、一度できるようなれば、自分の新たなスキルとなりビジネスのタネとなり、財産になります。

自分がある程度社会に影響力を持つことができることは、世界観を大きく広げてくれます。

今まで会うことのないような人との関われたり、雲の上の存在だと思っていた人と出会えたりと、自分の価値が高まってできた人脈から、仕事だけではない多くの計り知れない恩恵を受けることができるかもしれません。

 

 

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