電子音楽とビジュアルのコラボレーションが超クゥゥゥル!

電子音楽とビジュアルのコラボレーションが超クゥゥゥル!

前回に引き続いて僕がすごく関心の高いエレクトロミュージック(電子音楽)について語ろうと思う。

今日は電子音楽だけでなく、さらに表現の幅を広げたヴィジュアルも含めた僕、二宮パトリクがカッコイイと思った作品を紹介します。

ゴチャゴチャ語る前に、まずご覧あれ!▼

 Amon Tobin《ISAM》

主にエレクトロニカと呼ばれる音楽ジャンルの曲を作成しているクリエイターのAmon Tobin(アモン トビン)のライブパフォーマンスだ。

この映像を初めて見た時かなり興奮した。

このライヴが行われたのが2011年とかで僕が見た時は2012年ごろだったかな。

当時、プロジェクションマッピングが最先端でキテいる!みたいなことをよく聞いていた中で、この「ISAM」の表現がダントツでビビビッときた。

僕がエレクトロミュージックが好きだと感じるようになってから、DJに興味が湧き、DTMというパソコンでの楽曲制作なんかもやりたいなんて思うようになっていた。

でも”好きな音楽を聴く”だけではなんとなく、”足りない”と思っていた。

そんな時にこの「ISAM」でヴィジュアルとのコラボを見てこれだっ!って興奮したというわけだ。

 

これまでは映像を映す場合はスクリーンがあって、そこに画角を合わせた映像を投影する映画館みたいな投影方法が一般的でしたが、プロジェクションマッピングは映す場所に奥行きがある”形のあるもの”に映像を投影するという技術。

ISAMでは四角いボックスが積み上げられたようなスクリーンを使って、宇宙船や火山のようなものまで様々なCG(コンピューターグラフィック)映像を映し出した。

余談ではあるけど僕はISAMのDVDを探し出して購入した。笑

 

で音楽と映像を流しているわけだけど、ただ録音している音楽を流しているだけではライヴとは呼べない。

ISAMの作曲者であるAmon Tobin(アモン トビン)はスクリーンの右下の大きめのボックスの中で音楽を奏でている。

たまにちらほら、中で演奏している様子が映し出される。

 

形のあるスクリーンに合わせて映像を作るのってメチャクチャ大変だー

映画館のように縦横の比率が決まったスクリーンに映像を映すことは難しいことではない。

でも縦横の割合がバラバラでさらに奥行きのあるスクリーンのサイズに合わせて映像を作り出すことはかなりの労力が必要になるだろう。

ただかっこいい映像を作りました!で終わる話ではなく、さらにどういう形に映しだすかまで作業が増える。

スクリーンショット 2016-03-01 21.46.29

▲この場面ではボックスの1つ1つの輪郭に沿って線と点が映し出されている。

複雑なスクリーンのボックスを見る人に認識してもらうために、手間のかかりそうな映像表現をしていることがわかる。

映画スクリーンのようにただ長方形の形に映すための映像と違って、断然手間がかかってくるだろう。

 

ISAMが行われてから約5年ほどが経っているけど、なかなかこれほど面白いパフォーマンスをしている映像を見てこなかった。

ISAMを見て以来、ずっとテクノロジーと電子音楽の表現への関心はだいぶ高まっていた。

で、最近Squarepusher(スクエアプッシャー)というアーティストが最新テクノロジーを使ってライブパフォーマンスをしているのを見てテンションが上がった▼


Amon Tobin(アモン トビン)とは映像の使い方が違っていて、背景のスクリーンが光ったり、自分が光ったり、自分の周りの箱が光ったり、様々な場所がに映像が映し出されている。

これを見て久々に電子音楽と映像のコラボレーションへの興味が蘇った。

そもそもこういったエレクトロニカ的な音楽が好きって人はそんなに多くはないかもしれないけれど、今はEDMが日本でも流行るようになっているのでそこからたどり着く人も増えるかもしれない。

 

音楽は映像があって記憶に残ることが多い

音楽ってメロディーとか歌詞とかが頭に残っているイメージがあるけれど、実はPVなどの映像によって記憶に残っていることも多いと思う。

だから音楽だけよりも映像があったほうがより視聴者にインパクトを与えやすくなるのは当然と言える。

僕が好きな歌詞よりも”音”が好きだから、好きな音を奏でるアーティストがかっこいい映像表現をしていたら物凄い化学反応が起きると思っている。

ということは、まだ自分の中で心のそこから「これだ!」って物に出会っていないんだと思うけれど、たぶんおそらくAmon Tobin(アモン トビン)やSquarepusher(スクエアプッシャー)のような電子音楽と画期的な映像ヴィジュアルでかつてない作品と作ってくれるに違いない。

そしてなにより僕自身がそういった分野へのスキルをちょくちょく身につけて表現していきたいな。

 

僕が好きなエレクトロミュージックのアーティストをまとめて紹介した記事はこちら▼

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