Adobe Stockで写真が売れた!ので、登録や審査の条件など
- 2023.02.13
- クリエイティブ / Creative
アマチュアだけど、写真が売れた!
もともとAdobe Stock(アドビストック)の画像を利用する側としてよく使っていたんだけど、売り手として『コントリビューター』機能が追加されたことによって、素人でも写真を販売できるようになりました。
アドビストックでは販売者のことを『コントリビューター』と呼んでいます。
コントリビューターの登録と、報酬額や登録者はどんなことができるのか解説していきます。
1.コントリビューターの登録
まずはじめに登録には『Adobe ID』『公的機関発行の身分証明書』が必要になります。
以下のページにてコントリビューターの登録ができます▼
Adobe IDがない場合は新規で発行します。
注意点としては、アカウントを自分で閉鎖しないこと、自分のものでないファイルをアップロードしないことが挙げられています。
アカウントを消したくても権利の関係があるからそう簡単には消すことができないようですね。
注意事項などのさらに詳しい内容については以下のページを参照してください▼
2.報酬金額の条件とは
おそらく気になるのは売れたらいくらもらえるのか?だと思いますので、早めに書いておきます。
コントリビューターの報酬は顧客が支払う金額の33%です。これは写真、イラスト、ベクターコンテンツの場合です。ビデオコンテンツの場合は35%となります。
販売している同じ素材でも購入者の支払いプランによって、販売者がもらえるロイヤリティ(使用料)は異なっています。つまり買う人がどんなプランを利用してるかでもらえる金額は異なります。
以下にいくつかプランとロイヤリティを載せておきます▼
購入者の利用プラン | 販売者のロイヤリティ |
通常アセット3点 / 月 | $3.30 |
通常アセット10点 / 月 | $0.99 |
通常アセット40点 / 月 | $0.66 |
通常アセット350~750点 / 月 | 最低支払額* |
クレジットパック | $3.30 |
購入者が『通常アセット3点 / 月』のプランを利用していて画像をダウンロードしたら、販売者には『$3.30』のロイヤリティが発生します。
購入者のプランは”年間プラン”で表記しています。購入者のプランが大きくなるほど、販売者のロイヤリティは逆に低くなっていますね。
ちなみにクレジットパックというのは、月額ではない単品購入プランのことで、クレジットパックと月3点のプランが一番ロイヤリティが高い$3.30となっています。
つまり多くても写真1枚ダウンロードされると$3.30ということになります。
もっと詳しいロイヤリティの表は以下からどうぞ▼
3.管理ページでできること
コントリビューターには専用の管理ページがあります。
-1.ダウンロード数、報酬金額
販売者としての素材のダウンロード数や報酬金額がダッシュボードに一覧となって表示されています。
僕の経験としては、とりあえずいくつかの写真をアップロードしてみてそれから半年以上経ってちょこっとダウンロードされました。アップロードできた写真は6点で、その時の自分はそこそこ売れるんじゃないかと思ってました。
カメラはフルサイズの一眼レフカメラを使っているので、画素数的には問題ないと思っていましたが、今振り返ってみるとホワイトバランスや黒の階調などをもっと使いやすくできたかな、と思います。
そもそもアップロードする素材の量が少ないと感じます。おそらく利用者が画像をダウンロードする用途としては広告素材で利用することが多いはずなので、ちゃんとニーズに合う素材ということを意識することは必須だと思います。
-2.画像のアップロード
画像をアップロードする際には主に4つの項目があります。
- 新規
- 審査中
- 保留中
- 不採用
申請してから結果が出るまでに4つに分けられています。
ちなみに僕がアップロードして不採用にされた写真は『類似の画像が提出済み』と『アーチファクトの問題』という理由がありました。
同じような情景の写真で申請すると類似の画像と判定されます。またピントが甘かったり、白飛び黒つぶれや過度な加工、ノイズがある場合にもアーチファクトの問題で却下されます。
-3.インサイトで人気コントリビューター一覧
自分だけの販売状況しかわからないなんて不安だし、他の人はどういう作品で人気なんだろうって気になると思います。
そんな時は管理者ページのインサイトをみればその時の人気コントリビューターの実績と作品を見ることができます。
ちょっと手をだしただけの僕が見ると、やっぱプロは違うなぁーと思うのですが、それはそうであれ実力者の作品を見ることができるのはだいぶ参考になります。
【まとめ】始めるのは簡単だけど、ライバルは世界中に
僕みたいなアマチュアでも少しは作品が売れて可能性は感じました。もっと気合いを入れて作品をアップロードすればもしかしたら小遣い稼ぎになるんじゃないか、と思うように売れなくはないという感じでした。
他のストックフォトサービスでも販売登録している写真家の人は多いと思いますが、僕はアドビソフトのユーザーということもあったので初めてストックフォトで販売者登録をしてみました。
写真の質に関しては、まあ基本的にはスマホのカメラでは厳しくて、一眼レフであっても基本的な技術(ホワイトバランスやフォーカス、白飛びなど)が意識できないとなかなか審査は通らないような印象がありました。
画像を売るためにはさらに、画像が利用者に必要とされるニーズを汲み取ったマーケティングの感覚も必要だと思います。
どんな利用者がどんな用途でどんな写真を必要とするだろうか? 売れるためにはこういった利用者のニーズを汲み取る思考も必要だと感じました。
少なくともアマチュアである僕にとって、ストックフォト市場に繰り出せる環境があることは勉強になり、またより求められる写真を撮るための環境として刺激を受ける場所でもあります。
コントリビューターの登録は料金がかかるわけではないで、無料でチャレンジできるのはのメリットだと思います。
アドビストックの詳しい内容は公式ページをご覧ください▼
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