【自然の過酷さ】映画『レヴェナント』を観たが、すごく良かった
- 2016.09.13
- 【映画】の雑感 作品の感想 / Impressions
レヴェナントはレオナルド・ディカプリオが念願叶って、初めてアカデミー賞を受賞した作品で有名ですよね。
なんとなくこの映画の存在は知ってはいましたが、特に興味ありませんでした。
しかし、YouTubeでたまたまレヴェナントの動画を見て、とても興味が湧いた。
なにせ僕の好きな自然、サバイバル系の内容だったからだ。
レヴェナントは非常に作品っぽい映画だと思う。綺麗だった。
自然豊かな絶景シーンが盛りだくさん
果たしてディカプリオは復讐を果たすことができるのか?ってことはほぼどうでもよくて、大自然の中で重傷を負ったグラス(ディカプリオ)がどうやって蘇るのか?ってことが僕の興味のほとんどだった。
一番惚れたのはすごく綺麗な大自然を撮影していることだ。
1カット1カットに強いこだわり感じられて、額縁で飾りたくなるような画がたくさんあった。
こんな映像撮るのにどんなカメラや設備をどれくらいかけて運んでいるんだろう?と思った。
大きな山々の間にある夕日。
空にまっすぐ伸びている森の木々。
とにかくこの美しい自然を見ているだけで十分癒された。
画角が狭い
気になったのは、おそらく普通の映画よりも横に長い映像で表示している点だ。
これは非常に興味深い。
最近はスマホ向け動画として縦型動画が注目を浴びているが、レヴェナントは逆に横長だった。
いや、映像の内容によってどんな画角にするべきかは違ってくるのかもしれない。
なんにせよ、映像は横である方が良い、と再確認した。
広大な自然は縦ではなく、横に広がっているのだ。
画面上下にある黒いスペースの部分が多く、その間に挟まれるようにして映像が映し出される。
その狭い画面の中に自然の景色や人の動きが見事に表現されている。
グラスが這いつくばるシーンやクマに襲われるシーンなど狭い画角でも十分に躍動感を感じた。
もしかすると、狭い画角だからこそ躍動感を感じたのかもしれない。
音楽も良い
誰が歌っているわけでもない静かな音楽がシーンの中を流れている。
実はレヴェナントの音楽を手がけた1人にあの坂本龍一がいた。
アンビエントというのだろうか、自然にとてもよく合う音楽がシーンを盛り上げ、癒しをもたらす。
そういえば、坂本龍一のアンビエントとか聞いてたことを思い出す。
BPMの高い音楽も主張のあるボーカルも要らない。
頭の奥でぼんやりと世界観を覆うような情緒的な音楽が心地よさを演出する。
自然の中で人が生きる力強さ
動物を殺して生肉を食べたり、時には寒さをしのぐために馬の内臓を取り出し中に入ったり、人間が自然の中で生きていくために必要なことが度々映し出されていた。
もともと人間はこんな風に暮らしていたんだ、と感じることができた。
まだまだこれがリアルなサバイバルの表現ではないと思うけど、僕の中では結構リアリティーのある映画だった。
だから映画を見てる途中で強い違和感を感じることもなく、見続けることができた。
こんなことを言ったらなんだけど、ディカプリオが自然の中で強く生き抜く映像もすごいけど、何十人とたくさんの機材を抱えた映画の撮影部隊がこれだけの大自然の中で撮影していたってことが何よりすごいことだと思う。
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あー自然っていいなぁ。キャンプしたい。
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