InDesign(インデザイン)とは? できることから購入プランまで

InDesign(インデザイン)とは? できることから購入プランまで

籍や小冊子、ポスターから電子書籍までと、紙媒体・デジタル媒体までの製作に利用されるAdobe InDesign(アドビインデザイン )は出版分野において重宝されているDTPソフトです。

インデザインのできることや購入プランを見ていきます。

0.Adobe InDesign(アドビ インデザイン)とは?

クリエイティブソフトを提供するAdobe(アドビ)社のソフトの1つです。主に印刷物やデジタルメディアの製作(DTP=デスクトップパブリッシング)に使われるプロ御用達のデザインツールです。

元々は、紙媒体の雑誌や書籍などに利用されるツールでしたが、近年は電子書籍などのデジタル媒体でも利用されています。

製作に使われる用途としては…

  1. 書籍
  2. 雑誌
  3. ポスター
  4. パンフレット
  5. 電子書籍(eBook)
  6. Webページ(PDF)

…など、主に出版業界で使われているソフトです。

DTPソフトのシェアとしては最も利用率が高いと言われ、業界スタンダードとなっています。また、アドビの他のソフト(フォトショップやイラストレーターなど)との連携ができる点も大きな特徴です。

デザインができるソフトとしてはイラストレーターと機能が近いイメージもあるかと思いますが、イラレとの違いは『書籍などの複数ページの媒体』に特化しているのがインデザインです。

 

1.InDesignのできること

インデザインはデザイン・レイアウトするためのツールです。基本的には文章や画像などを整形していくイメージですかね。

-1.複数ページのレイアウト

出版物である書籍や雑誌は何十ページ、何百ページとたくさんのページ数があります。インデザインでは複数のページを一括で管理できます▼

一覧で表示できることで、複数ページのデザインバランスを整えることができます。

 

-2.基準デザインの設定

複数ページでデザインを統一するために、基本となるデザインの設定が行なえます。例えば、フォントであったり、文字の縦横やページサイズ、冊子の綴じる方向など、出版物の基本となる項目が設定できます▼

これらの設定をはじめに済ませておけば、あとでフォントがバラバラになってた、なんてことを防ぐことができます。

 

-3.様々なフォーマットで書き出せる

紙媒体、デジタル媒体へ対応するためのフォーマットはいくつもあります。

一覧にすると…

  1. Adobe PDF(インタラクティブ)
  2. Adobe PDF(プリント)
  3. EPS
  4. EPUB(リフロー可能)
  5. EPUB(固定レイアウト)
  6. Flash CS6 Professional(FLA)
  7. Flash Player(SWF)
  8. HTML
  9. InDesign Markup(IDML)
  10. JPEG
  11. PNG
  12. XML

さらに、PDFファイルで用途別の書き出しプリセットも選択できます▼

プレス品質や雑誌広告送稿用など専門的で細かく分けられています。

 

-4.ポートフォリオにも使える

出版やデザイン関連で就活する場合などで、インデザインを利用して自分の作品のポートフォリオを製作することができます。自分の作品を紙媒体にするもデジタル媒体にするもインデザインなら綺麗に作品にすることが可能です。

アドビ公式がアップしている作例がかなり高クオリティで参考になると思います▼

⇒ InDesignで始める冊子作りのヒント(PDF)

これはすごいクオリティです。こんな製作物が作るれるようになりたいものです。

 

3.購入プランと価格

『Adobe InDesign CC』を利用するには2つの購入プランがあります▼

Adobe InDesign CC
価格 利用できるソフト
単体プラン 月額2,480円 InDesignのみ
コンプリートプラン 月額5,680円 Adobeのソフト全て

アドビのソフトを1つだけ利用できる『単体プラン』とアドビの全てのソフトが利用できる『コンプリートプラン』があります。

コンプリートプランはアドビのフォトショップやイラストレーターなどのソフトが全て使い放題のプランです。いろんなソフトと連携も取れるので、他のソフトも利用される場合に便利です。

現在のアドビのソフトは”月額払い制”に移行したので、買い切りで購入することができません。旧バージョンであれば可能ですが、サポートも終了しているのでお勧めできません。

インデザインのさらに詳しい詳細やプランは公式ページよりご覧ください▼

Adobe InDesign CC|アドビシステムズ

 

 

【この記事をSNSでシェア or 保存する】