『台湾』へ初めての海外1人旅!その準備から観光までの記録
- 2017.05.11
- 探訪 / inquiry
パスポート持ってるくせにこれまで海外に行ったことがありませんでした。
なんとなく時が過ぎていよいよ「海外行きたい!とか言ってるくせに一回も行っていないじゃないか!!」ってことで勢いで『台湾』への行きと帰りの往復航空券をジェットスターで買いました。
2泊3日の海外ひとり旅です。初めて行く海外ひとり旅はどんなものなのかお伝えしようと思います!
準備編、文化編、旅行編の3つ視点で振り返りかえっていきます。撮った写真は後半にあります。
1.【準備編】海外には何が必要なんだ!?
初めての海外旅行ともなれば、何を持っていけばいいのか全くわかりません。
ともあれば、ググるか旅行本を読んだりして情報収集していきます。
その結果、僕が持って行った持ち物は以下の通りになりました▼
- Tシャツ×2
- 靴下×2
- タオル
- 歯ブラシ
- 一眼レフカメラ(バッテリーも)
- アクションカメラのGoPro(バッテリーも)
- iPhone6
- iPad mini4
- MacBook Air(13 inch)
- モバイルバッテリー
- 文庫本
- 財布
- 耳栓
- メモリーカード
- パスポート
衣類なんかよりガジェットばっかり持っていってますね。(汗)
ちなみにパンツ忘れました。(笑)
海外に行くにあたって2つの問題に悩みました。
『海外旅行保険』に入るか?『海外WiFi』借りるか?
海外で怪我なんかしたら高くつく、なんてよく聞いていたので初めての海外旅行だしジェットスターのオプションで海外旅行保険に加入しました。金額は3750円でした。
必要かどうか微妙だったのが、ネット接続なしで海外をやり過ごせるか?ってことです。
旅行先の台湾はホテルやカフェ、コンビニなどには無料WiFiがたくさんあって充実している、と本やネットで書かれています。
WiFiスポットにいる時は安心ですが、観光地を回っている時にはWiFiは繋がらずグーグルマップとか翻訳とか検索とか使いたい場面で使えなさそうで怖いです。
海外WiFiルーターは1日1000円いかないくらいの値段で借りることができて、あらかじめ予約しとけば成田空港で受け取ることができます。悩んだ挙句、海外WiFiなしで行くことにしました。
・・・そして台湾行った結果、「WiFiルーター契約しとけば良かった」と猛烈に後悔しました。噂以上にWiFiに繋がらなかったのでGoogleマップも使えず、検索もできずにとても不便な思いをしました。
台北には「TPE-Free」というWiFiがいたる所にあって、電話番号とパスワードを登録すれば無料で利用できます。このWiFiスポットが台北のいろんな場所で出てくるのですが、ちゃんと繋がらないことが多かったです。
細かい話をすると、この「TPE-Free」を使うためには電話番号を入力して端末認証をするためにSMSにて確認コードのメールを受信して、確認コードを入力する必要があります。
でも電話番号あてのメール(SMS)を受け取るための通信環境がないので確認コードが受信できないんです。(泣)
通信できるようになるために、通信状態が必要なんて!!!
止むを得ず、台湾で「モバイルデータ通信」をオンにして台湾の通信会社の電波をメール受信のために使用しました。
海外の通信会社に接続すると高額な通信料が発生するらしいので、ヒヤヒヤしてます。
旅行は常に移動している状態なので、WiFiスポットはいざという時!に使う感じでした。WiFiスポットを探しながら旅行するのは疲れが増します。
僕が事前に調べた中で一番安かった海外WiFiルーターが『イモトのWiFi』でした▼
ほんと、海外でインターネット使えなかったら、かなりキツイです。
次回の旅行は使おうと思います。
持ち物はこれといって役に立った!というものはありませんでした。パスポートや衣類など必要最低限のものだけで充分でした。
忘れ物があっても台北のコンビニで色々売っているので手軽に買うことができます。むしろ不安から余分な荷物を持って行くと重くなって体力を奪われます。
2.【文化編】日本よりちょっとアバウトな生活
今回、初めての海外旅行で異国の地である”ガイコク”を感じたのは、なんと日本を出発する前の成田空港のロビーでした。
飛行機の搭乗手続きを終えた僕は、搭乗口ロビーのソファーに座って本を読んでいました。
搭乗時間が近づくと徐々に人が集まってきました。どうやらほとんどが中国語を話しています。
目の前に中国語を喋る家族が座っていて、その中の1人の中年男性が立ち上がった。
家族と話している中年男性は本を読んでいる僕の目の前にお尻を向けました。
「なんだこの人、明らかに僕がいるのわかってるでしょ。近いよ!」
と思ったら、すぐさま僕の真隣にドサッ!と座り、笑いながら向かいの家族を話しています。
そのロビーは人混みがあるわけでもなく皆なんとなく間隔を開けて座っている状況なのに、僕の5センチ真横に座ってくるではありませんか。
「えっ?どう考えても僕が真隣に座っていることを理解しているだろうし、しかも本読んでるのにどんな神経してんだ?」
と思ったら、次は靴下を脱ぎだしてクン!クン!匂いを嗅ぎはじめました。
「きったねー。なんでそんなことがでできるわけ?」
と思ったところで最終奥義。
クンクン嗅いでいた靴下をブン!ブン!回し出したではありませんか!
「(・・・プーン)うわ、くっせー!何してんだこいつは!?」
結局、僕は何を言うこともなくそのまま飛行機の搭乗時間を迎えました。
中国語を話していて台湾人か中国人かわかりませんが、なんにせよ「こんなに無神経な奴がウジャウジャいるのか!」とテンションガタ落ちで旅はスタートを切りました。
-1.台湾の人は親切
さて、そんな感じで台湾へ飛び立ちましたが、僕が交流した台湾の人は無礼な人はおらず、むしろとても親切な印象でした。
初日に乗ったタクシーの運転手のおじさんも、旅行本の地図を見せたらかっ飛ばして届けてくれました。
おみやげ屋さんの女性も試飲を勧めてくれても無理に売ろうとせず、優しく商品を解説してくれました。
-2.運転がワイルド
タクシーの運転手は120キロくらいでかっ飛ばして走っていて、カーブに差し掛かる時もあまりスピード落とさないでコーナに入るので、「おじちゃん、この先の曲がり具合わかっててそのスピードで突っ込めるんだよね???」と不安になりました。トラックなんかガンガン追い抜いていくし、終盤は信号無視していくからヒヤヒヤでした。夜中とはいえ。。
千と千尋の神隠しのモデルになっと言われている台湾の有名スポット『九份(きゅうふん)』に行くときのバスの運転手さんもなかなかワイルドな運転でした。
これはネットでも書かれていて知っていましたが、まさかバスで寝れないほどとは。。。
アクセルガンガン踏むわ、ブレーキもガッツリ踏むわで前後左右に揺れ放題です。
帰りの運転手さんは荒いものの、行きの人ほど酷くはありませんでした。運転手によって差がありそうですが、基本的に運転が荒かったです。
日本ではとても人を乗せてるバスの運転じゃない!と思いますねこれは。
-3.言葉の壁
僕は英語が全然喋れませんが、不便なことはありませんでした。
台北や九份などの観光地は日頃から日本人がたくさん来ているので、ちょっとコンビニ入って会計する時も「あなた日本人ね」って感じでわかりやすく英語や日本語で対応してくれます。
結構簡単な日本語話せる人多かったです。基本的には商売やってる台湾人は日本語知っていました。
コンビニ入ると日本の商品が結構普通に売っているので、台湾の人は日本に馴染みがありそうです。たまに商品名にカタカナやひらがなが入っていて「台湾の人読めるの?」って思いました。
-4.トイレ
公衆トイレはトイレットペーパーを流さないでゴミ箱に入れる習慣のようです。
初めて入った時は「なんか大きめなゴミ箱が置いてあるな」と思いながらペーパーを流しましたが、次に入ったトイレには「ペーパー流さないで」という表記があったので、ゴミ箱に入れて使うようでした。抵抗がありますが、これも外国体験ですね。
-5.通行
すごくちょっとしたことですが、台湾の人は右側通行です。車も右です。
ちなみに日本では名古屋あたりを境に左右が別れるって前にトリビアの泉でやってました(もちろん車は左です)。僕は左通行派なので逆の感覚でした。
-6.通貨
台湾の通貨は台湾元。
中国の元とは違い、2017年5月9日時点で1元=3.8円でした。
でも帰るときに換金したら、1元=3.2円になってました。3日でこんなに変動するのね。。。
-7.言語
言語は中国語。年配の方には日本語がわかる人もいるそう。
基本的に簡単な英語、日本語が通じることが多かったです。
-8.物価
食べ物と交通費くらいしかお金を使いませんでしたが、飲食物はコンビニで日本より2割くらい安い印象。500mlのペットボトルで100円ちょっと、弁当は300円くらいでした。
台湾のビールはだいたい45元とかで右のポテチも40元くらいとビールとポテチの値段の差があまりありませんでした。
日本と違ってビールに税金かけてないんですかね。
-9.乗り物
電車の乗り方は発券機にお金を入れて、目的地までの金額をタッチしてお金を入れます。
するとコインが出てきました▼
このコインを改札機にタッチすると改札機が開きます。コインの中にチップが入っているみたいですね。
目的地について改札機から出るときはコインを入れて出ます。
路線図の見方とか基本的に日本と同じ仕様で、コインの使い方を覚えれば簡単です。
バスは前払い制で先にお金払えば乗れました。
-10.バイクがうじゃうじゃ
台湾はバイクの国でした。
バイクが道路という道路に行き交っています。写真中央の車2台は完全に囲まれていますね。(笑)
たまにバイク停めるために歩道走ってます。スレスレで走るので危なっかしい。
道を歩けば、建物の目の前にぎっしりバイクが停められています。
夕方には帰宅ラッシュなのかウジャウジャとバイクが道路を走っています。騒音もスゴイ。
中には子供を前後に乗せて4人乗りしている強者もいました。
日本じゃバイクはかなり危ないイメージあると思いますが、台湾ではそんなイメージが微塵も感じられません。
3.【観光編】観光地より外国人の普段の日常がおもしろい
今回の旅で僕が目的としたのが『夜市』と”千と千尋の神隠し”の舞台となったと言われる『九份(きゅうふん)』でした。
きっと台湾へ旅行する人のほとんどが行くスポットなのではないでしょうか。
まず成田の空港を出発して約4時間、台湾の桃園空港に到着しました。
飛行機を降りて初めて外国を感じた瞬間はこちら
外国語!読めそうで読めない漢字!この看板を見て初めて外国に来たんだ!実感しました。
そのあとに見る台湾の広告を見て異国の地であることをひしひしと感じていきました。
空港を出ようとした時に『arrivalカード』提出しないといけないと言われ、あたふたしながらも記入して入国完了。
空港の出口付近で換金所を見つけて日本円から台湾元へ換金しました。(1元=3.8円)
そのあとに空港外で出待ちしていたおっちゃんのタクシーに乗って台北へ行きました。(400元)
今振り返ると、そのおっちゃんは私服だったし、車も一般人の車だったので”にわか”タクシーだったのかもしれません。台北にはちゃんとタクシー色のタクシーが走っていたのでおそらく。。。でもおっちゃんは良い人だったのでそんなことはノープロブレム。
-1.千と千尋の『九份(きゅうふん)』は感動ものか!?
日本人の台湾旅行の目的において、首位を争うほどの人気を誇るの が九份なのではないでしょうか。ネット、旅行本では必ず紹介されています。
感想から言いますと、「人混みがヤバそうで、イメージしていた雰囲気は一部だけ」でした。
九份に向かったのは朝の7時頃(九份は夜景が綺麗で有名なのにかなり早めの出発)。台北の「忠孝復興」まで電車で行きます。
台湾電車は日本の仕様と似ていますが、買い方、改札機の通り方はちょっと調べないとわかりません。
忠孝復興に着いて駅を出るとすぐ右に九份行きのバス停があるので乗ります。
そこからかれこれ1時間ほどで九份に到着しました。バスの料金は98元とかなり安い!(300円くらい)
バスに乗っている間は睡眠不足だったため寝ようとしていましたが、運転が荒いため起こされては寝ようとして…を繰り返していました。
バスは朝だったためかガラガラでした。
九份のバス停に着いたものの、どこに千と千尋の景色があるのかよくわかりませんでしたが、少し歩くと人だかりがあって路地に入って行くので、そのままついて行きました。
路地に入るとお店がいくつも並んでいます。
饅頭の料理やお茶、革物屋などがありました。
こんな路地を15分くらいゆっくり歩いて行くと普通の道に変わりました。
振り返ってみると途中に人だかりがある脇道があったので、もしやそこが千と千尋スポットなのか?と戻ってみました。
なんせ千と千尋の夜景が拝めるまでまだ9時間くらいありますからね。
戻ってみるとたしかにネットで見た光景がありました。
「たしかに、ネットで見た光景だ。」
「・・・でもほんと部分的だな。」
ここだけ人が群がっていてちょっと降りるとすぐにこの雰囲気はなくなります。
これが夜になるに連れて人が増えて行くとなると、とても写真は撮れないだろうし、もみくちゃになって悲しくなるだけだと感じました。
提灯(ちょうちん)が大きな役割を持っていると思いました。この光景に提灯がなかったらそんなに幻想的じゃない気がする。
というわけで夜まで待つのはやめて、うろちょろ写真撮ってました。
-2.そこに建物があったから登ったら登山してた
一通り裏道とかをぐるぐる回ったので帰ろうと思いましたが、まだ人が上の方に上がって行くのでついて行きました。
すると、着いた先はバスが止まっている駐車場でせっかく登ったのに「なんだそりゃ」と。
あたりを見渡してみると、ちょっと登れそうな山があるので「どうせなら登って九份見下ろしたいな」ということで階段を登ります。
中腹に屋根が1つあり、頂上付近に屋根が2つほどありました。
とりあえず中腹まで行ってみようと登りましたが、これが意外ときつくてヒィヒィ行って登ります。
中間地点まで着いたら「ここまできたら上まで行くしかないでしょ!」ってことでさらに登ります。
途中でここは気軽に登るような山ではなくて「これは登山やな」って気づきました。たしか標高1680メートルくらいで、頂上に着いた時にいた台湾人夫婦はアウトドアの格好をしていました。
頂上では一眼レフカメラの望遠レンズも持って行ったので、ただの観光では撮れないような景色を撮ることができました。
実を言うと、山登り始める前にビールを飲んでいたので、かなりしんどかった。(汗)
ひょんなことで午前中からかなり体力を奪われることになりましたが、どうにか下山して台北へと帰りました。
-3.夜は夜市で腹ごしらえ
バスで台北に戻り、宿にチェックインして一息ついたら夕方に。
ぶらぶら街を歩いていると街中に夜市っぽい場所がちらほらありました。18時ごろには台湾の人はみんな屋台で夕食をとっています。
「うわー、これが台湾の料理かー」なんて感じながら、屋台に並んでいる人を参考にして自分も並んで料理を注文してみる。
カゴに好きな素材を入れて最後におばちゃんに渡す。
するとおばちゃんが何やら素材を茹でて容器に入れて完成。
ということで、どうせなら一番変なやつを頼もう!と鳥の足をトングで掴む。
ちんげん菜と練り物みたいなやつをカゴに入れておばちゃんに渡す。
そして茹でる。その間にお会計を。
茹で上がったら、お湯を入れて豆板醤的なものを混ぜて完成。
鳥の足は別の袋に入れて渡されました。
完成したオリジナル料理がこちら▼
んー、鳥の足がグロい。骨が飛び出ているのもキツイ。
いざかじりついてみるも、カッチカチでどうやって食べるのかわからず。。。
下のちんげん菜と練り物は美味しかったです。スープも美味しい!
台湾の食べ物はなんか独特の風味がします。表現がうまく思いつきませんが、パクチーみたいな爽やかさがあります。
これで70元(約250円)とまあまあ安い。
ちんげん菜1つ入れただけでもボリュームがあるし鳥の足とか頼まずにきちんと3品頼めば十分夜食になりそうです。
こういう食文化を体験してみて、そういえば台湾の人で太った人が少ないような印象がありました。
あと、外でご飯食べてるわりには害虫も見当たらないし、ネズミもカラスもいませんでした。
台湾の街はなかなか汚れている感じがありますが、なぜかゴキブリをみません。
思ったのは台湾特有のパクチーのようなあの独特の匂いの成分が、虫や動物を寄せ付けないのかもしれません。
4.【まとめ】初めての海外1人旅に行ってみて
海外って意外と手軽に行けるんだなって、もっと早く行っとけばよかったと後悔を感じました。
観光地であれば言語がわからなくてもどうにかなるし、『外国での当たり前の日常がわからない』って状態がおもしろかったです。
日本ではほとんど意識することもなく電車に乗って行きたいところまで行けるし、料理も注文できます。トイレの使い方だってわかります。
そんな当たり前の日本での日常と海外での日常の違いに困惑することによって、今の自分の暮らしを再発見する機会になるのかな、と思います。
海外に行くっていったって、パスポートがあれば行けたので、そんなにハードルが高いもんじゃありませんでした。
まだ海外1カ国って思うと、もっともっといろんな国に行きたい気持ちになったし、写真に残すのが楽しいことに気づきました。
今回の台湾旅行で見たかったのは、九份(きゅうふん)と夜市でした。
実際のこの2つの場所は1日で体験したので、実は結構時間が余ってやりたいこともなかったので、電車で適当に移動して歩いて散策してました。
観光地とは離れた場所で「台湾らしさ」を探すのがおもしろかったです。観光地は言葉も通じるし人は多いし、外人ばかりで普段の台湾の姿ではありません。
だから今度旅するときは観光地でスケジュールを埋めるのではなくて、直感で適当に歩くプランも取り入れたいと思いました。
台湾はコスパが安くて、気軽にいける国でした。
5.【おまけ】台湾旅フォトギャラリー
以下の画像をクリックすると、今回撮ってきたフォトギャラリー一覧を見ることができます。
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