闇夜に舞う『ホタル』が観たくて足柄上郡(神奈川)へ!
- 2017.06.02
- 探訪 / inquiry
5月〜7月はホタルが観れるシーズンなんですね。
これまで僕は1度もホタルを観たことがないので、自然発生で光る幻想的なホタルの光景を1度は観てみたい!と思い立ち山合いに行ってきました。
ググって調べたホタルの基本情報は、
- カメラのフラッシュなど光をなるべく出さないこと
- 自然が豊かな所に生息
- 活動時間は19時~21時頃
- 水辺の近くにいる
- 代表的なのはゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルの3種類
といった所でした。
今回ホタルの鑑賞地として目星をつけたのが、神奈川県の足柄上郡開成町(あしがらかみぐんかいせいちょう)です。
レッツゴー!
足柄上郡開成町にやってきた
なんとも歴史のありそうな”群”という名が付いた土地に向かいました。
バイクで走ること3時間。
1時間ほど走ると高いビルが徐々に無くなり、2時間ほど走ると山が見えるようになり、3時間も走れば周囲は山の景色となりました。
(こりゃあ、田舎だぁ〜)
足柄上郡に着いたら、四方八方このような山に囲まれています。山合いなので肌寒く、空気が澄んでいる感じがします。
この時16時頃だったので少し休憩しながら、ホタルが鑑賞できる場所を調べます。
事前に調べたホタルスポットはすぐ近くにあるはずです。
ついでに記念撮影も。
何かおきまりのポーズが欲しい。
最近は自撮りに挑戦していますが、ピントを合わせるのが難しい。。
そして、再び出発。
ホタルスポットが見つからない!!?
るるぶ.comでは『松ノ木河原ホタル鑑賞地』という場所が紹介されていましたが、その付近に着いてもどうにもホタルがいそうなスポットが見当たりません。
近くには小川が流れているけど、周辺は人や車がよく行き交うような街並みで「本当にこのあたりでホタルが見れるのか?」不安になります。
コンビニで休みつつ、18時を過ぎていたので近くの人に聞いてみることに。
二宮パトリク「すみません、このあたりでホタルが観れる場所ってありますか?」
地域民A「いや〜、ちょっとわからないですね。。近くのアジサイ公園なら見れるのかも。。」
と、地元の人なのにホタルを観たことがなさそうな返答でした。
(こりゃまずい!)
と思った僕は急いでまたホタル情報を調べます。
そこで見つけたのが「万葉公園」という場所でした。
急いでグーグルマップで万葉公園を目的地に設定してバイクを走らせます。万葉公園はさらに山の中に進んだ場所にあるようです。
移動しながら2人に「このあたりにホタルはいますか?」と聞きましたが、2人とも知りませんでした。
(それから30分…)
「着いた!足柄万葉公園!」
「結構山のてっぺんにあるんだな〜。これだけ山奥ならホタルもいるかも」
とは思ったものの、周囲に人気が全くなくて不安に。。
だいぶ日も落ちてきて、そろそろホタルが活動し始める時間です。
「なんかおかしい。。」と思った僕はまたネットで調べます。
すると、
「・・・ホタルがいるの”湯河原”万葉公園だ。。。」
ここは、
”足柄”じゃないか!!!
・
・
・
終わった。
「なぜ、いくつも万葉公園があるのか。」
「万葉公園ってそんなにメジャーなものなのか。」
深い山の中で絶望に陥った僕は『万葉公園』について思考を巡らせます。
「はるばる3時間かけてやってきたのに、ホタル一匹も見れないなんて虚しい。。」
このままホタルの写真が撮れずに帰るのも悔しいので、山を下りながら街灯を撮影しました。
いた!ホタルがいたぞっ!!!
「どうせなら、近くにある他のスポットでも寄ってから帰ろう」
はじめにいた足柄上郡開成町の別のスポット『瀬戸屋敷』へ行ってみます。
もう日は完全に落ちて、暗いです。
20時頃に瀬戸屋敷付近の田んぼだらけの地域にやってきました。
付近まで来たものの、うまくたどり着くことができずにうろちょろします。
ふと移動していると、草むらが光りました。
「ん?今光ったような」
よーく見てみると確かに光っています。
(ホタルだっっっ!ホタルがいるぞーーーーーー!)
感動。感動です。初めてのホタルに。
苦労が多かった分、すごくテンションが上がりました。
「まさか、田んぼの周辺にいるなんて」
この場所には二匹ホタルがいたので、周辺にもホタルを探しに行きます。
周囲を探索すると、ちらほらホタルが光っています。
小川の近くでよく見かけました。それから30分ほど探索を続けているとホタルが何匹もいるスポット発見!
ひたすらホタルを撮影します。
最近手に入れたフルサイズミラーレス一眼『α7』があるので、「綺麗な写真が撮れるはず!」と思っていたもののカメラ初心者の僕はなかなかうまく撮影できず、苦戦します▼
ピントが合いません。というかこれまで”シャッターボタン半押し”でしかピントを合わせたことがありません。
この時初めてピントリングの有用性を理解しました。
三脚にα7(カメラ)を取り付けて、ISO感度MAX(25600)でシャッタースピードを遅くして撮ってみます。
「ぬおぉ!葉っぱもホタルも見える!!!」
肉眼では周囲はほとんど真っ暗で葉っぱがあるのは見えますが色は見えず、ホタルも光しか見えない状況でした。
「カメラすげー!」
夢中で写真を撮り続けます。
肉眼で見えるリアルな感じ。
風が吹くとブレるんです。
うまく撮れた写真
初めてのホタル撮影ながらも気に入った写真が撮れました。
肉眼よりも光が誇張されていますが、写真としては綺麗に撮れたと思います▼
リアルな肉眼ではこのくらいでホタルが観れました▼
1つ面白い写真が撮れました▼
これは長時間露光で撮影中にホタルが飛び立ってしまった写真です。
なんというか、スーパーサイヤ人の高速移動っぽいです。
【まとめ】もっと沢山のホタルが観たくなった
夢中で撮影していたら夜中になっていました。
周囲は街灯頼りで真っ暗でした。川のそばを歩いていたので注意しないと下手したら落ちてしまいます。
ホタルは20時以降も飛んでいましたが、場所によっては周囲の住民が寝る時間でもあるのでこれも気をつけなければいけません。
僕が探索した『瀬戸屋敷』付近には多くて十匹くらいのホタルがいました。
初めてのホタル鑑賞だったのでどのくらいの規模がわかりませんが、割と少なかったのかもしれません。
ググって調べたホタルの写真ではもっと沢山のホタルが見れるようです。
ホタルの写真撮影では光跡を何枚も合成するものが王道のようですが、僕はなんだかしっくりきていませんでした。
数匹のホタルがじっとしている写真がシンプルにおもしろいと感じました。
もっと沢山のホタルがいる場所で沢山の写真を撮りたいと思いました。
ただ鑑賞するだけなら正直数分で飽きてしまうかもしれません。(笑)
この季節の風物詩としてホタルを観ることは思い出になると思います。
光る生物ってそうそういません。ホタルを観ること、撮ること、知らせることで夏が訪れる兆しを感じて胸がうずくのだと思います。
-
前の記事
Amazonのネットショッピングは生活の一部。そりゃ便利だもの。 2017.05.30
-
次の記事
【ブログ運営記|2017年5月度】水平飛行だよ 2017.06.02