【写真で見る】奄美大島を6泊7日、ひたすら車で巡ってきた
- 2018.01.24
- 探訪 / inquiry
LCCのバニラエアーで破格の往復7,920円で奄美大島行ってきました。
キレイな海はもちろんのこと、マングローブ原生林をカヌーで泳いだり、ホエールウォッチング、満点の星空を体験など、奄美の大自然をたっぷり満喫してきました。
写真たくさん撮ったので、写真とともに紹介していきます🌅✨
1.奄美大島【基本情報】
奄美大島は鹿児島県に属する奄美群島の島の一つです。正直、沖縄なのかと思ってました。
地図を見てみると、鹿児島と沖縄の間にありますね。やや沖縄よりです▼
人口は約68,000人。特別天然記念物のアマミノクロウサギをはじめ、天然記念物が複数いることから『東洋のガラパゴス』とも呼ばれています。
就航路線は
- 日本航空
- 日本エアコミューター
- 琉球エアコミューター
- バニラ・エア
バニラ・エアはLCC(ローコストキャリア)なので、安価で奄美大島に行けちゃいます。僕はキャンペーンで往復¥7,920で航空券取れました。破格!
関連記事:バニラエアのセールで奄美大島が7,920円(往復)で予約とれた!
年間平均気温は21.6度で、僕が行った1月後半では平均14度ほどでパーカーがあれば寒くありませんでした。(ただし夜は寒いかも)
なんと、一月なのにすでに桜も咲いていました。
早い時期に咲く『緋寒桜(ひかんざくら)』という品種ですが、それにしても1月中に桜って超フライングです。
日本の南の島といえば沖縄のイメージが強いですが、奄美大島は沖縄とはまた違った魅力がありました。
2.移動はレンタカー
交通手段は基本、車になります。本州や沖縄とは違って電車やモノレールがありません。島バスが運行していますが、いろんな場所を散策したいなら、レンタカーが必要でしょう。
奄美大島空港周辺には、多くのレンタカー業者があります。
旅行に行く前にレンタカーを予約して、空港で借りてそのまま島を巡ります。
僕が利用したのは『奄美レンタカー』です。
検索してすぐに出てきました。料金も比較的安く、綺麗な車体の車がたくさんありました。
空港出口からすぐに車で送迎してくれます。(店、空港からめちゃ近く歩いた方が早くない?とも思ったが)
崖崩れが多い
奄美空港は島の北にあるので、観光するには南に下って行きます。奄美大島の上から下まで車で大体2時間ほど走らせれば移動できます。
イメージよりも山が多くてトンネルがいくつもありました。展望台に行こうと山道に入って行くと、落石や崖崩れが頻繁に見られました。山道を15分ほど走らせて、いきなり「この先通行止め」の看板を見たときは大きな精神的ダメージを食らいました。(笑)もっと前に看板置いてくれよぉ…。
道路が工事中で片側一車線になっているところがあって、現場にはカウントダウン式の置き型信号みたいなのがあるので、青になるまで待ちます。
僕は奄美大島で初めてこの信号を見たので、テンパりました。
夜道は街灯がほぼないので、かなり暗いです。車のライトのみが頼りで、遠くが見えないのでかなり怖いです。
さてさて、それでは奄美大島の観光スポットを紹介します。
3.エメラルドグリーンの海
南の島といえば、澄んだ海が鉄板ですね。
う〜ん、テンションが上がる!
海が綺麗なのは当然として、しっかり海を満喫するなら海岸が大事だと感じました。奄美大島には多くの海岸があります。
綺麗な白浜のビーチもあれば、貝殻やサンゴ混じりの砂浜も。小規模なものから何百メートルもある長い海岸までありました。
水温は1月下旬ごろで大体20度で、泳げなくはないと思いますが泳いでいる人はいませんでした。
ウエットスーツを着るダイビングとかなら、全く問題ありません。
たくさんの海岸があるので、旅行シーズンでもニッチなところに行けば、人が少ないかもしれません。
中でも感動したのが、『ヤドリ浜』という場所で、白浜で島が見えてプライベートビーチ感が味わえるので、とても贅沢な時間を過ごすことができました▼
ただシーズンとか曜日によっては人がいるのかもしれません。
誰もいない極上の空間。
これぞ南国の地🏝#奄美大島 pic.twitter.com/nWGjglmEe0— 二宮パトリク@SeekerBase (@ninopato1) 2018年1月18日
4.マングローブ原生林でカヌー
奄美大島の中腹部、住用(すみよう)にはマングローブ原生林があります。
空港から大体1時間くらいで行けます。
奄美大島のマングローブ原生林は沖縄の西表島に次いで日本で2番目の面積があります。
広大なマングローブ原生林をイメージしていましたが、実際に行ってみると思ったよりは小規模でした。写真に写っている範囲が全容です。たしかにそれなりに大きなマングローブ林があるのですが、周りに山があるので広大さが半減している印象です。
マングローブ原生林をたっぷり堪能するために、川をカヌーで移動します。
カヌーツアーはお値段なんと2,000円!アクティビティをやるにしては随分お手頃です。
利用したのは黒潮の森マングローブパークです。
カヌーに乗る前に漕ぎ方を教わり、カヌーに乗ってマングローブ原生林へ出発です。
川を移動しながらガイドさんの解説を受けます。
ガイド:マングローブとは木のことではなく、木々や生き物などの一帯の環境のことをマングローブ原生林と言います。ちなみによくマングローブの木と言われる木はメヒルギという名前です。マングローブという名前の木は無いんです。
マングローブとは海と川の境にある環境のことを言うんですね。
しばらく漕いで行くと、浅瀬に上陸します。降りて少し歩くと地面一帯がザッ!と動きました。
よくよくみると小さなカニがうじゃうじゃいました。
このカニはシオマネキという種類で、片手が大きいのが特徴です。テレビで見たことありました。
大きくても人差し指の第一関節分くらいと小さいです。これが地面にめっちゃたくさんいるんですよ!
この穴全部シオマネキの巣で、無数の数の巣が浅瀬にあります。
奥の方にいる白い点全部シオマネキ!夏になるとまだ増えるらしいです。
マングローブ原生林は海の水位が引く『干潮時』と増す『満潮時』で景色が変わります。
満潮時には水位が増すことでマングローブ林の間をカヌーで泳いで行けるのですが、干潮時にはメヒルギの根っこが見れたり、浅瀬に上陸することができます。
マングローブ原生林や山々に囲まれた川をカヌーで漕いでいる間はとても静かなゆったりとした時間でした。
5.ホエールウォッチング
クジラがデカイ!近い!怖い!
日程ギリギリまで行こうか悩んでいましたが、すべり込みでホエールウォッチングもしてきました。行っといて良かったです。
ホエールウォッチングは1月下旬から3月いっぱいまで、冬の期間限定で見ることができます。オフシーズンならではのアクティビティですね。
港から船を出航して30分ほど沖合に行くと、遠くにクジラが見えては追いかけて、見えては追いかけて…を繰り返します。
すると、徐々に近くでクジラが見れるようになってきました。
クジラは潜ると20分とか浮上してこないので、潜ってはみんなで次出てくるのを探し続けました。
潜ったら水面に巨大な丸い跡が残って、クジラの巨大さを感じさせられました▼
30秒くらいずっと残ってるんですよ。
沖には他のボートもいて、ホエールスイムをしていました▼
うらやましい!!!
潜ってクジラ見れたら、感動まちがいない!…もしくはとてつもない恐怖!
本音はクジラのジャンプ(ブリーチング)を見たかったのですが、今回は潮吹いて潜る場面だけでした。
それでもクジラの巨大さを感じられたし、何回も見れたし海をクルージングするだけでも十分に楽しめました。船で海を走っているのはきもちいいです。人によっては船酔い注意。
利用したのはマリンスポーツ奄美です。沖合で見た他の船よりも大きく料金も比較的安かったです。
6.空いっぱいの星
奄美大島は海が綺麗で、星もたくさん見れます。…想像を超えた星空だった。
実は奄美大島は日本で一番日照時間の少ない島と言われています。奄美大島は南の温暖な気候の島ながら、晴れにくいのです。
それを考えると新月(月が出ない期間)で晴れている確率って結構低いんじゃないかと思います。ちなみに月が出ていると星空の輝きが弱くなります。
僕はたまたま新月で晴れてくれたので、運が良かったです。
夜に海辺で満点の星空を見れば、壮大な地球の美しさに包まれます。
本当にあたりが真っ暗でその分星がすごく輝いていて、空を見上げても1つの視点では捉えきれないほど空いっぱいに星がキラキラと輝いています。
まるで星空に包まれているかのようでした。海辺×星空はマジで最強ですぞ。
あと夜中に公園とかうろうろしてると、真っ暗でハブが出てきそうでめっちゃ怖いです。
【まとめ】雄大な自然美の中、ゆったりと流れる贅沢な時間が過ごせた
終始、奄美の自然に癒されっぱなしの旅行でした。
いたるところに海岸があるし、遠くには島が見える。山には展望台があって奄美大島全体を見渡せたり、港を見下ろせたり。
自然がたっぷりあるけれど、それは人工的な物が少ないことも意味する。
どこにでもコンビニがあるわけではないし、ショッピングモールも、テーマパークもない。夜は漆黒の闇で街灯がなく懐中電灯なしでは歩けないほど。
普段500メートル歩けばコンビニがあるような環境で暮らしている人間が島にくると不便に感じることもある。
そういえばカヌーのガイドさんは「島にずっといてもやることないんですよね。だから東京行きたいですね」と言ってた。
僕から見れば、多少不便でもこんなに自然いっぱいの環境にいる人が羨ましいと思う一方で、島で暮らしてきた人からすれば、物事に溢れた便利な都会の環境が羨ましく思えるのかもしれません。
でも確かに言えるのは都会では決して感じることのない「自分は生物で人間で地球の一部なんだ」という事を壮大な自然環境が認識させてくれます。
だから奄美大島のような自然がある場所は、多くの人にとって魅力的に映るだろうし原点に戻れる場所だと思う。
どちらかに居続けると飽きちゃうので、交互に行ったり来たりしてバランスを取るのが正解なのかもしれない。都会があるから奄美が映えて、奄美があるから都会が映えるとも言える。
とにもかくにも、今回の旅は奄美大島の自然にたっぷり癒されました。
【その他】写真で見る奄美
まだまだ見せきれてない写真があるので、下のギャラリーからご覧ください。巨大なガジュマルの木とか、天然イモリとか NHK大河ドラマ『西郷どん』のオープニングに出てくる宮古崎とかの写真あります。
以下の写真をクリックすると、ギャラリーを表示します▼
安く航空券を取る方法
バニラ・エアはLCCなので安く航空券を取ることができます。
ただ、いろんな航空会社の中から最安値を見つけてくれる『スカイチケット』というサービスが便利です。
目的地と日時を入力すれば最安値のチケットが見つかります。
【記事内関連URL】
マリンスポーツ奄美
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