なぜ、ニセモノの『未確認物体』は本物っぽく見えるのか?
- 2016.04.15
- 作品の感想 / Impressions
いまだにテレビで「未確認物体がっ!」みたいな番組やってますよね。
僕は思うのです。「絶対CG、合成だろ!こんなのみんなわかってるのに見る人いるのか?」と。
小学生、中学生のころは『未確認物体』を「すげー。世の中にはこんな生物がいるのか!」なんて思ってました。
でも今となっては、CGが実写に見えるほどのクオリティーになっていて、ほとんどの人はなんとなくCG技術の凄さを知っています。
そんな時代に改めて未確認物体の映った映像を流す番組を放送したところで、「信じる人がいるのか」疑問に思ったしだいです。
そこで今回はこうした『未確認物体』の映像について分析していきたいと思います。
「未確認」のキーワードでYouTubeで探してみたところ以下の動画のような映像がたくさんありました▼
2:07秒に出てくる「アルゼンチンの民家に住む小さなおじさん」とかはかなりクオリティー高いですね。。。
テレビで見ている時は「こんなのCGに決まってるじゃん!」と思ってましたが、動画を見ているとたまに「本当っぽい感じはあるな…」ぐらいに感じました。汗
未確認物体系の映像は『心霊映像』とも同じようなものです。
要は、非現実的な事象を映像にするということです。
なので、『なぜ、ニセモノの未確認物体は本物っぽく見えるのか』映像を作る側の気持ちになって分析していきます。
なぜ、ニセモノの未確認物体は本物っぽく見えるのか?
1.ホームビデオ的
未確認物体などの映像は、素人が撮影しているような『ホームビデオ的』な映像が多いですよね。
実際に未確認物体がいるように見せるのだから、素人がたまたま撮ったような映像スタイルになるのは必然ですね。
上のYouTube動画でもほとんどが素人が撮影したようなホームビデオ形式です。
『たまたま遭遇した感』の演出は基本でしょう。
2.映像が劣化している(もしくは古い)
CGの未確認物体を実写の映像に合成としたら、映像に違和感が出ることが考えられる。
例えば、実際のリアルで撮った写真にイラストの画像を合成するとこうなる▼
イラストに違和感があって、リアリティーは感じられないですね。
でも『劣化』させて見せるとなんとなく、リアルっぽさが出る▼
もうちょっとイラストを小さくしておけば、もっとリアリティーが出たと思います。
これは画像ですが、動画でも同じことが言えます。
CGで作った未確認物体を実写の映像と合わせて劣化させれば、リアリティーのある映像を演出できると考えます。
3.CGではなく、未確認物体そのものを実際に作る
多くの人はこの画を見たことがあると思う。
有名な未確認生物『ビッグフット』としてテレビでよく紹介されていたが、これは着ぐるみだったことが撮影者の告白により判明した。
はじめは冗談でやっていたけど、メディアが取り上げたことで引くに引けなくなった、みたいなこともあるんじゃないかな。
目に見えないほどの高速で飛ぶ『スカイフィッシュ』はハエだった、とか以外と『未確認物体』のタネは地味だったりする。
ホントかウソよりも「信じたい」気持ちが視聴者の心にあるんじゃないか
YouTubeで未確認物体をはじめとする、非現実的な映像を見ていく中でふとコメントを見ると「俺はこういうの信じたいなー」と書いてあった。
なるほど、未確認物体が実際にないものだとしても、人の心の中では『そうあってほしい』という期待の気持ちがあるんだなと感じた。
「仮面ライダーになりたい」とか「宝くじ当たるかもしれない」とかそういった期待の気持ちって多くの人の心の中にあるんだと思う。
だから、『未確認物体』や『心霊』系の事柄を見るときは『エンターテイメント』としてホントかウソを疑いながら、たとえウソでも信じたい気持ちで楽しめばいいのかも。と思った今日この頃。
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