PDCAサイクルはあなたのやりたい事(目標)へと導く考え方

PDCAサイクルはあなたのやりたい事(目標)へと導く考え方

business process PDCA written by hand

あなたは自分のやりたい事、仕事でのプロジェクトをグダグダしたりして、なかなか思うように目標にたどり着けない事はありませんか?

何事にせよ目標があるのであれば、目標を達成するための計画や行動が必要です。

「売り上げを上げたい!」「テストの点数を上げたい!」「10キロ痩せたい!」

こうした目標を掲げて本当に実現したいと思うのであれば、計画を立てます。

いつまでに、いくらの売り上げを上げるのが目標。そのために1ヶ月いくらの売り上げが必要。。。

 

PDCAサイクルの意味

さて、こうした目標を達成するための方法の1つに「PDCAサイクル」があります。

PDCAサイクルとは、

P=Plan:計画

D=Do:実行

C=Check:確認

A=Act:改善

つまり、計画 → 実行 → 確認 → 改善 →計画… を繰り返す事を「PDCAサイクル」と言います。

この記事では”山田パトリク君”の個人的な目標をゴールに例を挙げます。※内容、登場人物はフィクションです

 

P:計画をしよう!

映画が大好きな山田パトリク君(仮称)は自分でアクション映画を撮りたいと思いました。

ジャッキーチェンの出る映画のようなイメージです。

山田君はカメラや照明などの機材は一応自分で持っています。予算は10万円。

自分の持っている資源(お金や機材、人脈など)を確認したところ、15分くらいのショートムービーだったら撮影できそうだと考えます。

 

まずは脚本(ストーリー)を考えます。

自分が「こんな映画だったらたまらんっ!」って思うような素晴らしいストーリーを書くことができました。

次に「撮影場所(ロケ地)はどこにしようかな」

ストーリーに合う場所をインターネットでいろいろ調べた結果、埠頭の方にあるコンテナの置き場に決めました。

あとは、出演者、撮影に使う小道具など撮影本番に向けて必要なものを考えます。

 

山田パトリク君は監督であり、カメラマンを務めます。

そして主人公は高校の時にテコンドーをやっていた加藤君(仮称)です。もちろん運動神経はめちゃくちゃ良いです。

ライバル役は小学校からの幼馴染で柔道をやっていた体重100キロオーバーの須藤君(仮称)です。

「んー、なかなか画的には魅力あるキャスティングができたなー」

 

そして必要なものを計画したら、スケジュールを考えます。

山田君には時間の余裕が充分にあったので、撮影期間を3日間にすることにしました。

 

こうして山田パトリク君がアクション映画を撮影するために計画を立てました。

いよいよ撮影本番(実行)です。

 

D:実行しよう!

Little girl enjoying her time in adventure park

撮影期間は3日間。

1時間ごとのスケジュールも組んで、計画は万全です。

そして撮影日当日。

初めから問題が多発します。

山田監督がカメラのバッテリーを忘れる超初歩的なミスをして、スケジュールの時間から撮影開始が2時間遅れました。

…そして、ようやく始まった撮影では、主人公の加藤君が初めて演技をすることもあって、なかなか”素人感丸出し”の映像しか撮ることができません。

スケジュールも遅れて、1日目はグダグダな撮影となりました。

 

C:確認しよう!

「このままでは作品を完成させることができない。」

家に帰った山田監督は撮影がうまくいかない危機感に追われます。

今日はどんな撮影だったのか、思い出します。

「まず、最初に僕がカメラのバッテリー忘れてしまったな。次に…」

こうしてひたすら今日の振り返り(確認)をします。

 

A:改善しよう!

山田監督は結局 明け方まで1人反省会を行なっていました。

そして、撮影2日目。

もちろん山田監督はバッテリーを忘れることはありません。

そして主人公の加藤君、ライバル役の須藤君の素人役者の2人には、今日の明け方に見つけた「素人が役者っぽく見せる方法」というYouTube動画を見せて、演技のコツを理解してもらいました。

しかもその出演者の2人は昨日の反省をして、自分たちなりに演技について勉強していました。

そのことを知った山田監督は”涙がちょちょぎれる想い”でいっぱいになりました。

昨日のことを夜に思い返した(確認)撮影関係者たちは、反省して2日目の撮影ではうまく改善することができました。

 

こうして山田パトリク君のアクション映画の撮影の3日間は無事予定通り終わり、山田君の目標である「自分でアクション映画を撮る」を達成することができました。

 

基本だけど、忘れがちなこと

こんな感じでフィクションの物語を例に説明しましたが、PDCAサイクルは【計画 → 行動 → 確認 → 改善】を繰りかえす事で目標達成に近づけていきます。

「そんなの普通じゃん」と当たり前かと思うかもしれませんが、物事を進めていると改めて計画を”見直す”とか”確認する”とかやらない事もあるんじゃないか、と思います。

というのも僕がよくやること(作業)ばっかりに気が向いてしまって、自分の計画のどこにいるのか確認することをおろそかにしがちだったりするからです。

自分が計画のどこにいるのかわからないと、目標とは違う方向に歩いていることもしばしばあります。汗

 

自分が達成したい目標があれば、PDCAサイクルはぜひ頭に入れておきたい考え方です。

 

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