『m-flo』は僕のルーツにとって外せない存在なので、ざっといろいろ書いてみる。

『m-flo』は僕のルーツにとって外せない存在なので、ざっといろいろ書いてみる。

学生時代に初めて『m-flo』に出会った僕が影響を受けたポイント大きく分けて2つある。

『音楽』と『ファッション』。

斬新でいつも新しいことに挑戦する。逆を言えば変化を恐れない。

僕が10代の頃、周囲の環境は新しいことに挑戦する者は「恥ずかしい」みたいな空気を持ち、みんなが無難に生きているように感じていた。

大人になった今でも結局、やっぱり日本の風土的にも新しいことは避けられがちで、恥ずかしいと思われている。

今は「きゃりーぱみゅぱみゅ」なんかが出てきたことでその風潮は多少は薄くなっているかもしれない。

僕にとって時代の進化を見据え、新しいことに挑戦してきた『m-flo』は衝撃的で勇気をくれる存在だった。

 

ニッチなエレクトロニック感ゴリゴリのアルバムを頑張って聞いた

たしかm-floに興味を持つようになったのが、『m-flo inside -WORKS BEST IV-』のディスク2▼のミックスを我慢して聞いて、慣れてきた頃だった。


by カエレバ

 

初めてこのアルバムを聴いた時は強い違和感を感じ、かなり聞き苦しい音楽に感じた。

でも「僕が好きな音楽なはず」と信じて何回もこのアルバムを聞いた。(ちなみにこのアルバムのポスターを部屋に飾っている)

今まで聞いたことないような音楽に触れ続ける中でも、少しずつメロディーや展開を覚えるようになってきた。

なんか実験的な音楽だったのかな。こんなような曲ばかりだった▼

 
 

かなり攻めてますよね。笑

何回も聞いたところでだんだんと慣れてきて、展開を楽しむようになった。

ちなみに僕のお気に入りの聞き方は、ディスク2のトラック4から再生すること。

Bennie Kとのコラボ曲「Taste Your Stuff」の明るい曲からスタートすることですごくテンションが上がった。ドライブにぴったり。

・・・いや、EDMとか流行っている今ですらこういう音楽は異端なのかもしれない。汗

 

一旦聞けるようになった僕はひたすらTSUTAYAでm-floのアルバムを借りまくった。

(他にもカルヴィンハリスとかもいろいろ借りていた)

SQUARE ONE』のアルバムが出たくらいに本格的にm-floが好きになった。

 

by カエレバ

 

たぶん一般的にはクラブミュージックがギラギラで聞き難い音楽なんだと思う。

でも僕は実際のm-flo出演のクラブイベント生の演奏を聞いて鳥肌がたった。

心臓まで響く重低音を利かした”ブリブリ”のダンスミュージックに一発でやられてしまった。

※音量注意

「か、かっけぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・。」

 

・・・このころは音楽というものは歌っている人ばかりに目を向けるばかりで「バーバルかっこいい!」としか思っていなかった。本当は楽曲を作るTAKU TAKAHASHIもかっこいいのに。

 

VERBAL(バーバル)のエキサイティングなファッションに勇気をもらった

m-floから影響を受けたのはなにも音楽だけではない。

この感覚は好きなことに通じることなんだけど、好きなものに当たった時にものすごいビビッとくる。

そのアーティストの全部が全部好きなのではないんだけど、たまにすげービビッとくるものに当たる。

するとその感覚をアーティストに期待するようになってハマっていく。

 

VERBALのズバ抜けたファッションセンスにめちゃくちゃ影響を受けた。

それこそ記事冒頭に書いたように、周りと同じようなことに違和感を覚えていた僕は個性を求め、その結果としてVERBALの強烈な個性に心を打たれた。

「こんな斬新な格好するなんてすげぇ〜」

VERBALさん(@verbal_ambush)が投稿した写真 –


ただ斬新な格好をするだけじゃなくて、かっこいい。

のちに分かることだけど、斬新な演出をするのには技術が必要。

形だったり、色だったりとデザインに関する知識がないと「変な格好」で終わってしまう。

なんかかっこいい!と感じるものには深い経験があるもんだ。

m-floのアルバム発売の握手イベントにも行った。

verbal

この時はめっちゃ緊張したなー。笑

今思えば、なかなか夢中になってた。

ちなみにこのブログの僕のプロフィール画像では僕はバーバルさんのブランド『AMBUSH(アンブッシュ)』の黒いネックレスをしている。

 

楽曲制作に興味を持った僕は『☆TAKU TAKAHASHI』のスゴさを知るようになった

普通音楽を聴くのって、なんとなく雰囲気で音楽を聞いていると思う。

僕は歌っている人の歌詞とかを全然聴くこともなくこれまで音楽を聞いてきた。

どうやらエレクトロニックな機械音が好きだということに気づいた僕はパソコンで曲を作るDTMに興味を持つようなった。

そして楽曲制作ソフトを購入して、自分で曲を作ってみようと思った。

自分で曲を作ろうと思ってから、曲がどんな要素で構成されているか学ぶこととなり、今まで聞いてきた音楽たちには実はいろんな要素があることを知った。

ベースがあったり、スネアがあったり、実はメインボーカルの下に低くハモっている歌声が入ってたり、「なんとなく」聞いていた音楽は実に複雑だった。

音楽の構成を学ぶ中で聞いたm-floの曲はすごかった。

「この音曲に使うの?」っていう音が1曲の中にいろいろ使われていた。

たとえば、カメラのシャッター音とかなにげなく曲に組み込まれていたり。

このなにげなくができるのもやはり深い知識があってのものだと思う。

そこでm-floの曲を作っている方の『☆TAKU TAKAHASHI』はすごい人だったんだな、と理解した。

宇多田ヒカルの『DISTANCE -m-flo remix-』※iTunesリンクとか結構ハマった。

これまで歌詞とかを重視して音楽を聞いてきている人にはわけわかんないと思うかもしれないけど、感覚で「この音いいな」「この雰囲気いいな」と思って音楽を聞いている僕にとってm-floのような音で聴く音楽がサイコーだった。

 

m-floの2人は『音楽』と『ファッション』の”おもしろさ”を教えてくれた

m-floはいつも時代の先を行っている。

だからその時は”変なことしてる人”に見えるんだけど、やがてその変なことが当たり前になってくる。

m-floの2人を知れたから、僕が「どんな音楽が好きか」「どんなファッションが好きか」知ることができた。

いろんな世界を見せてくれた。やっぱり2人とも英語がペラペラだから海外の情報を持っているってのが、かなり大きい。

だから世界のことも知っているから、海外で当たり前なことが日本では当たり前ではないという現状を知っている。

最近はm-floとしての活動はさっぱりみたいで残念だけど、VERBALさんもTAKUさんも1人1人で活動していることもおもしろいので、これからもm-floの2人にはたくさんの影響を受けるだろう。

IMG_0915
イベント会場でのm-flo

 

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