やりたいこと(目的)以外は全て、やりたいことをやる為の手段でしかない

やりたいこと(目的)以外は全て、やりたいことをやる為の手段でしかない

Little girl playing with toy blocks


にだって「好きなコト」や「やりたいコト」があるはず。

暮らしの中でやっていることの全ては、やりたいことをやるためにしているにすぎない。

休日やりたいことをするために普段仕事をしている人もいるだろうし、みんな「遊びたい」とか趣味に「どっぷり浸かりたい」と心の奥底では思っているはずだ。

でも日々の仕事に集中することで仕事をすることが目的となってしまう、もしくは何が目的だったかわからなくなってしまうことがある。

すべてはやりたいことをするために。それ以外はすべて手段にすぎない。

今日は「やりたいこと(=目的)」と「手段」のお話。

 

ダイエットして痩せたいのにダイエットの方法を調べてばかりで、いつまでも行動しない。

young woman with laptop


ダイエットしたいという人は山ほど聞くけど、ダイエットをしてどうなりたいかを決めている人はそれほど聞かない。

なぜダイエットをしたいか。ダイエットをするにあたってその動機が肝心である。

ダイエットをして、おしゃれな洋服を着こなしたい。身軽に動けるようになりたい。生活習慣病のリスクを減らしたい。などなどその人それぞれの動機があるはずだ。

ダイエットがしたい動機が薄い人はこんなことがありがちだ。

いろんなダイエット理論、ダイエット器具を試したけど全然うまくいかない、、、

◯◯ブートキャンプ、◯◯マシン、◯◯食事法どれも結果が出ない。

ダイエットをすることはあくまで手段であって目的ではない。ダイエットをして◯◯になることが目的であるはずだ。

ダイエットを目的として考えないで、ダイエットをしてどうなりたいか(目的)を意識することが肝心。

 

プロ野球選手になりたいのに、良い道具を買うためにバイトばかりしている。

Dollarphotoclub_15796931 のコピー

プロ野球選手を目指している人がプロが使っている高級な道具が欲しいと思った。

そこで多くの時間をかけてプロが使っている高級な道具を買うためにアルバイトを4ヶ月頑張った。

目的はプロ野球選手になること、なのに高級な道具を買うことは重要なことではない。モチベーションが上がったりするかもしれないが、アルバイトをするための4ヶ月間、プロ野球選手になるためにほかに重要なことがあったはずだ。練習だったり、スポーツ理論を学ぶ方がよっぽど重要。

別の方向に努力をしていると、次第に本来の目的を忘れていることも多い。プロ野球選手になりたかったはずなのに、あの選手が使っている道具が欲しい、が目的になってしまうことだってある。

 

最良なパートナーと一緒に暮らしていきたいのに、結婚することが目的になってしまっている。

The bride who has a bouquet

結婚したいと言う人もたくさんいる。大体の人がそう思っているかもしれない。

しかし、本当になりたいことは結婚をしたその先にあるはず。

子供を産んで幸せな家庭を築きたい。最良のパートナーと一生過ごしていきたい。こうしたことが結婚して手に入れたいことなはず。

結婚してどうなりたいかが本当の願望なはずなのに、あたかも結婚することがゴールと考える人は多いように感じる。

結婚することが目的になってしまうとその先にある本当の目的とズレてしまう恐れがある。

最良なパートナーと暮らしていきたいが目的だったのに、結婚が目的になったことで嫌いな部分が幾つかあるけれど結婚しようかな。といった具合にもともと持っていた本当の願望とはズレた目的を手にすることになることも。もちろんそれで良かったなんてこともいくらでもあるかもしれないけど、もともとの目的だったら尚良かったかもしれない、とも言える。

 

やりたいことがわかっていないと自然と”回り道”を迂回しだす

 

やりたいこと(=目的)って結構すぐ忘れてしまうものだ。

これめちゃくちゃいい!今度絶対にやろう!

と思ったところで今度ではやらないことがほとんど。時間が経つにつれて気持ちが冷めてたとえどんなにすごいことでも一歩踏み出して始めることができない。

やる理由がわからないことで特に印象深いのは、「勉強」だ。

義務教育という日本の制度の中で何のために勉強をしているのか理解して勉強をしている学生は少ないと思う。

僕は教科書を見るのすらおっくうだった。文字を読んだところで頭に入ってこないしすぐに「勉強するのは今度にしよう」状態でした。なぜ勉強をするのかという疑問に対して、先生や親は漠然と将来のため、ぐらいにしか答えてなかった。

特に子供時代は知識も社会経験もないからただただ大人の言うことは正しいと思うしかなかった。

本当はもっといろんな人がいろんな答えを持っているのにその可能性に触れることがなかった。

少し話はそれましたが、「何のために今これをやっているのか」がわからないと回り道をすることになります。

はじめから何のためのことかなんてわからこともあります。

だから、ある程度考えが固まったところでそこに進もうと決めたのであれば、時々目的をあらためて確認する必要があります。本当にやりたかったと決めたことと違う方向に走っている、可能性があるからです。

 

「で、どうなりたいの?」状態って結構なりがちだと思う

 

僕は将来お金持ちになりたいんです。

「で、お金をたくさん持ってどうなりたいの?」

 

私は将来起業家になりたいんです。

「で、何のために起業家になりたいの?」

 

自分が最終的にどうなりたいかって以外と考えているようで考えきれてないことが多いと思います。

だからと言って、どうなりたいの?の部分を決めなければいけないということでもありません。

ただ、本当になりたい「その先もある」ということを理解しておくことが大事だと思う。

お金持ちになりたいと思っていて、いざお金持ちになったら「それで?」状態になってしまってお金持ちになれたところで幸せになれるわけではありません。

お金持ちになって、両親を楽させてあげたいとか、世界中を回りたいとかがより本当の「なりたい像」だと思います。

この場合、お金持ちになることはあくまで「手段」であって「目的」ではありません。

お金持ちになることで◯◯になりたいと考えることができる方がより腑に落ちます。

誰にだってやりたいことがあると思います。

そのやりたいことを忘れずに進んでいくためには、「手段」が目的となることに気をつけなければなりません。

”何か”にとらわれすぎるのは自分の視野が狭まっていることでもあります。

ダイエットがしたい、プロ仕様の高級革製グローブが欲しい、結婚がしたい。本当になりたいことは今やりたい先にあることでしょうか。もしかすると本当になりたいこととズレているかもしれません。

 

あなたのやりたいことはなんでしょうか。

そして、そのために何をするべきなのでしょうか。

 

今、やりたいこと、なりたいことは目的だと思っているさらにその先にあるかもしれません。

 

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