金持ち父さんの勧めるネットワークビジネスでほとんどの人が挫折する4つの理由

金持ち父さんの勧めるネットワークビジネスでほとんどの人が挫折する4つの理由

Comforting friend. Woman consoling her sad friend.

持ち父さん貧乏父さん」の著者、ロバート・キヨサキはネットワークビジネスを本で強く勧めていました。

金持ち父さん貧乏父さんの本の中では、ネットワークビジネスはネズミ講や怪しいビジネスだと思われがちだが、健全で始めやすいビジネスだと記しています。

ネットワークビジネスはMLM(マルチ・レベル・マーケティング)とも呼ばれています。

それは、連鎖販売取引(れんさはんばいとりひき)というビジネスの名称でもあります。

金持ち父さん貧乏父さん読んで影響を受けた人でネットワークビジネスを始める人は多いようです。

しかし、ネットワークビジネスを始めたものの、ほとんどの人が挫折してしまいます。

そんなネットワークビジネスを挫折してしまう主な4つの理由をお伝えします。

 

①:誰でも気軽に始めやすいビジネス

ネットワークビジネスは会社が持っている製品やサービスを”紹介”するビジネスなので、始めるにあたって個人の負担が少ないです。

初期費用が数千円〜数万円ほどでネットワークビジネスを始めることができます。

お店を出してビジネスを始めようとすると数百万はかかってしまうので、かなりハードルの低いビジネスだと言えます。

扱う商品は、健康食品や化粧品、健康器具、通信機器、近年は旅行などのサービスと様々な商品を扱っています。

ネットワークビジネスにはこうした始めやすい入り口がある上で、次にこんな魅力で誘い込みます。

「人に紹介するだけで稼げます」

「2、3人仲間を集めたら勝手に収入が入ってきますよ」

「私の知り合いは月に100万円の収入があります」

 

このように「始めやすく、儲かるかもしれない」という魅惑のビジネスに多くの人は参入していきます。

そして参入してから徐々にネットワークビジネスの本当の中身を知ることになります。

 

②:知り合いにかたっぱしからセールスをする

ネットワークビジネスでは商品やサービスを紹介して稼ぎます。

となると、誰に商品を紹介するのか?

そこでよくあるのが昔の卒業アルバムのを引っ張り出してクラスメイトにかたっぱしからアポイントをとることです。

個人の友人、知人レベルではせいぜい100人程度しかいません。

だから、個人が持っている名簿=卒業アルバムを使う。となるのです。

会社に属していれば会社が持っている顧客リストにセールスをかければ良いのですが、

ネットワークビジネスは個人のビジネスなので、その人の個人的な人脈しかありません。

「個人の人脈でアポイント取らなければならない」ということがネットワークビジネスの”最初で最大の壁”です。

ほとんどの人は勧誘するということに抵抗を覚えてちょっとやってみて挫折、一度もやらず挫折、となります。

 

③:組織を作るのがとてつもなく大変

ネットワークビジネスでは、自分が勧誘した人が売り上げをあげると自分に収入が入ってきて、

さらに勧誘した人が勧誘した人の売り上げも自分に入ってくる、ネットワークから収入が生まれるビジネスです。

businessman network 

ネットワークを作って組織にするには、5人のダウンラインが必要だと言われています。

ダウンラインとは上の図の2番目の階層にいる人達です。

なぜ5人必要なのかというと、階層の一番上であるあなたがほとんど労力を使わずに収入が発生するようになるために目安として5人必要ということです。

その5人のダウンラインの人達がさらに下のダウンラインを作ってさらに下へ下へとダウンラインを作ると、その1番上であなたは下のダウンラインの人のすべてから報酬が発生します。

ダウンラインをうまく構築して組織として自立するようになれば、それは金持ち父さんのいうお金を生み出す「資産」となりあなたは経済的自由を手に入れることができます。

が、しかし、これは理論上の話であり、実際のそうなっている人もいるが、実際にそこまでにたどり着くには並大抵ではない努力が必要になります。

現実にはダウンラインを人を1人引き込むのがやっとの状況で、5人を集めるには折れない心が必要です。

例えば会う人会う人にネットワークビジネスを紹介できるとか、それぐらいの貪欲さと精神力がないととても経済的自由は遠いです。

要するに会社の営業と同じです。

しかも顧客リストがないので自分の人脈を使ってセールスするか、新しく人脈を作るための活動をしなければなりません。

つまり、友達や知り合いにセールスしなければならないので個人の信頼を無くす可能性が高いです。

 

④:いつでも辞められるシステム

ネットワークビジネスを本気で頑張って本業としてやろうが、こずかい稼ぎの副業としてやろうが、できないと感じたから辞めようが、自分で選択できます。

強制的に仕事をする必要もありません。

つまり、自由なんです。

なので安易な気持ちでネットワークビジネスに参入してきた人は、

 

始めはやる気満々

企業やサポートが手厚いので頑張って何人かにアプローチ

あれ!?難しいかもしれない

とりあえず、もう少し頑張って様子を見よう

やっぱり簡単じゃない、、、

やっぱり辞めよう。

 

といった流れになります。

ネットワークビジネスは会社員ではありません。

「仕事ができる環境」は与えられますが、「仕事」は与えられません。

なので誰がやれというわけでもなく自分のペースでビジネスをすることができます。

それは裏を返せばいつでも辞められるということです。

 

おわりに

ネットワークビジネスは「ビジネス」です。

金持ち父さん貧乏父さんでも「自分のビジネスを持つことが大事」言っています。

自分でビジネスを持つこととは、「自分で組織や仕組みを構築していくこと」です。

いわゆる起業と同じです。

なのでどんなに簡単そうに見えるビジネスでも初めは、仕組みや組織を構築する大きな努力が必要です。

これは簡単に稼げると言われる副業も同じです。

ネット広告で稼ぐアフィリエイトや物販などです。

こうした副業はたいてい「簡単に始められて頑張れば100万円稼げたりします」とアピールしていて、いざ始めたら「努力が必要なのか、、、」と挫折してしまうものです。

なので参入者のほぼすべての人がそのビジネスを続けることはありません。

 

確かに稼げないことはない、、、けど、実際はけっこう面倒。

 

これをこなすことができないと「自分でビジネスを持つ」ということは厳しいのではないでしょうか。

 

 

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